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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Seventeen episode 光と影の勇者
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しれないんだぞ……!」
「ほう………やはりこうなったか………」
ヒースクリフの体の回りには何やら報告メッセージの様な物が出現していた。
バグの報告
プレイヤー《ユウヤ》による不正ツールの使用
バグの処理実……k
エラー
ERROR
ウイルス発生
ERROR
G……報k
ウイル………ssssss
不正ツール使用
バグb ERROR
バグの報告
エラー
《yーya》
ERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERROR
「ふむ………スズナ君、頼めるかね」
「承りました……」
スズナはメニューを操作し、ヒースクリフの回りを囲んでいる報告メッセージを全て自分の所へ移した。
「ユウヤ君の持つ神聖槍、それは私がデザインした物なのだが……ナーヴギアに多大な負荷をかける事やゲームバランスを崩壊させかねないので処分したのだが試作一号がバックアップするとは……こんな事もあると言う事かね………」
「コ殺……ぶっ殺ス………」
「本当は二刀流を持つキリト君が私と戦う筈だった。二刀流を持つ物は"魔王を倒す勇者"として私を倒して貰いたかったのだがな………まさか"魔王に裁きを下す神"が出るなどとは思っても見なかった。私は神聖槍の出現に気づいてはいたが……これはこれで面白いものでな」
ユウヤの中の光は完全に消えていた。
心は完全に闇に飲み込まれ、ユウキの事を思い出せない程怒り狂った。
何の為に戦っているのかすらわからなくなっていた。
だが……ただ一つだけ殺らなきゃいけない事があるのは分かっていた。
「コォオ…!……殺シs………!テヤあhル………!」
「やれやれ……光の勇者と言われた君は今じゃ悪魔にしか見えない」
ユウヤから発しているノイズが酷すぎて槍はバグっているらしく、所々がポリゴン化し、纏っているオーラは真っ黒になり、言語機能は全く働いていなかった。
現実世界では多大な負荷をナーヴギアにかけているのだろう。
悪魔の様な姿のユウヤを回りのプレイヤー達が見ると恐怖を抱いた。
「やめろユウヤ!ナーヴギアが処理落ちしたらお前も消滅するぞ!」
「ユウヤ君が死んだらユウキだって悲しむよ!」
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