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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Seventeen episode 光と影の勇者
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フの言葉にユウキは疑問を抱いた。
「君がもし私を倒したら君とユウヤ君はどうなるのだろうか。君はユウヤ君に会うことができるのかね?」
「あ………………」
「さっきから何話してんだよ………」
戦闘を見ているだけの俺には何も理解出来なかった。
先ず、何故ヒースクリフはキリトや俺では無く最初にユウキに決闘を挑んだのだろうか。
そして、俺が一番疑問に思い、不安に思っている事があった。
"ユウキが俺に会うことができるのか"と言う疑問だ。
「ユウキ、お前は俺の所に戻ってくるよな?俺にまた抱きついてくるよな…?俺に大好きってまた言ってくれるよな……?」
気が付くと俺の瞳からは涙が出て来ていた。
ユウキとは一生会えなくなる気がした。
俺がユウキに聞くとユウキは俺に笑顔しか返さなかった。
俺の聞きたい言葉は返してくれなかった。
ユウキはヒースクリフの方を向くと右手に持つ愛剣《リュクスシュエル》を手放した。
「………そちらの道を選ぶと言うのか」
ヒースクリフはそう言い、目を閉じると神聖剣を天高く振り上げた。
剣の根元から剣先までソードスキル発動の為に紅くなっていった。
「何やってんだよ……おいユウキ、何とか言えよ!そのままじゃやられちまうだろ!?早く剣を拾えよ!!おい!!何とか言ってくれぇぇえええ!!!」
天高く振り上げられた神聖剣はユウキの体に命中し、皮肉にもユウキを斬り刻む音が俺の叫び声を消した。
ユウキのHPは一気に無くなり、HPバーが消えてしまった。
HPバーが消えるということは死を意味していた。
「ユ……ウキ…………?」
「 大好きだよ 」
パリィィィイイン…………
ユウキが消えた。
消えてしまった。
助ける事も出来なかった。
俺は手を差し伸べる事も出来なかった。
最愛の人を見殺しにしてしまった。
「プレイヤー名《ユウヤ》の状態異常、麻痺を解除……します」
スズナがそう言うとメニュー画面で操作し俺の麻痺状態を解いた。
「ユウキ君には期待していたのだがね……まさか諦めるとは」
「………こ………す…………………」
ジジジジジジジ……ジジジジジジジジジジジジ……………!
突然エリア内を制圧する様な勢いでノイズが走り始めた。
「ユウヤ………!」
「ユウヤ君………!」
「なんだこりゃ……頭がクソいてぇ………」
「うぐ…………」
「ユウヤ、セイに言われた事を覚えてないのか……感情を暴走させるとお前のナーヴギアが処理落ちするかも
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