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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Sixteen episode 少女との約束
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で立てるようになった。
「もう大丈夫だよ」
「ほんと……?」
「ほんとほんと。俺達も早く加勢しないといけないな」
そう言いながらユウキの頭をクシャクシャっと撫でるとユウキの手を取り、スカルリーパーの方へと向かった。
「?」
俺がスカルリーパーの方へ向かおうとするとユウキが足を止めた。
どうしたんだろうと思い、ユウキの方を見ると目に涙を浮かべ、怒った顔で俺を見ていた。
「ど……どうした?」
「無理して戦ってる……」
「無理してる?俺が?」
「してる………戦うのが怖いんでしょ………?」
「なわけ無いだろ!今まで散々戦って来たのに今更怖がるこ「手が震えてるよ!!!!!」
「え………?」
ユウキと繋いでる手を見ると確かに震えていた。
ユウキの手が震えているんじゃ無いのかと思ったが間違いなく俺の手が震えていた。
「…………」
「ユウヤはボクを絶対守ってくれる人。そんなユウヤは何が怖いの………?」
冷静になって考えると手が震えている原因が当てはまる理由がある。
絶対にユウキを守り抜くとは言っていたが本当に俺はユウキを守り抜くことができるのか。
情けなく吹き飛ばされ、ユウキに助けて貰った俺がユウキを守るなんてできるのだろうか。
守られていたのはずっと俺の方ではないのだろうか。
「俺は守られてたのかもな」
「…………」
「いつもユウキに助けられて、キリト達にも……クラインやエギルにも助けられてさ、皆やユウキを守るなんて言ってた俺が守られてたんじゃないのかなって思うんだ。このボスとの戦いでまた誰かが俺を助けて、もしかしたらそのせいで誰かが死ぬかもしれないし………」
「………も………」
「もしかしたらユウキが俺のせいで居なくなっちゃうかもしれない………」
「…………それならーーーー」
ユウキが口を開くと握っている俺の手を離し、両手で俺の頬をに手を添えた。
涙目で、だが眼差しは強く、俺はユウキから目を離せれなかった。
俺が前まで守ってると思っていた怯える様な少女は守られるほど弱くは無かった。
弱かったのは俺だ。
「ボクがユウヤを守る。だからボクがユウヤをずっと守れる様にユウヤはボクを絶対守って」
ポタ………ポタ………………
涙が出た。
涙が止まらなかった。
「泣かないで……?」
「ああ………ごめん……な………」
「ボクをずっと守って………約束だよ……?」
「約束するよ……俺はユウキを守る…………」
笑顔でユウキは俺を慰めてくれた。
ユウキの言葉
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