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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Sixteen episode 少女との約束
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ヤーが天井に張り付いている物体を"認識"すると部屋が明るくなり始めた。


Skalreeper


ボスの名前はスカルリーパー。
外見はムカデの様な……カマキリの様な姿をしていた。
ボスの姿を見ると血盟騎士団と青龍連合のプレイヤーが二人でスカルリーパーへと向かっていった。


「待て!敵の行動をちゃんと見るんだ!」


「へっ、俺は誇り高き血盟騎士団の団員だっつーの!」


「最近は青龍連合もあんまり活躍できてないからな。ここで俺がこいつのHPを一気に減らしてやるぜ!」


いくらボスの情報が無いとは言え、相手の行動を見ずに自分から突っ込んでいくなんて自殺行為だ。
しかも、突っ込んで行った二人はどちらも盾を持っていない、両手剣だ。
もろにダメージを受けたらHPがどれだけ減るのかもわからないボスだ。
突っ込んでくるプレイヤー二人に対してスカルリーパーは移動を始めた。
そしてスカルリーパーは鎌の様な左手を上げ、横薙ぎにすると同時に二人の姿が消えた。

パリィィイイイイン……

二人が消えたと思ったらユウキの目の前に落下し、結晶体となって消滅した。


「え……」


「一撃じゃねぇかよ……」


「絶望する前にこいつの攻略方法を考えろ!」


「ユウヤ!」


「行くぞキリトッ!」


俺はキリトと一緒にスカルリーパーの方へと向かって行った。
するとスカルリーパーは再び鎌を振り上げた。


「キリト、鎌に気をつけろ!」


「ユウヤ、賭けなんだが鎌を俺達に向かって来ると同時にしゃがんで見てくれ!」


俺はキリトの言葉に疑問を抱いたが言われた通りにした。
スカルリーパーにダッシュで近づきつつ、鎌から目を見離さず、しっかりと見ていた。


「うおおおおおお!」


「来るぞ!」


キリトがそう言うとスカルリーパーは鎌を振り下ろして来た。
俺とキリトはしゃがんだ。
するとスカルリーパーの鎌は頭上を横薙ぎに通過して行った。
ユウキやアスナ、ヒースクリフは俺達の頭上を通過して行った鎌を見てすぐに理解した。
俺とキリトは鎌を回避するとバックステップでユウキ達の所へと戻っていった。


「なるほどな……あいつは横薙ぎにしか鎌を振ってこないってことか」


「ユウヤの言う通りだよ。それでなんとか鎌を回避しつつ、近づいて鎌を封じれれば行けるかもしれない」


「ふむ……ならば左の鎌は私がなんとかしてみよう」


「助かります。俺とキリトは右の鎌を抑える」


「そうだな。アスナとユウキはクラインとエギル達と一緒に鎌を抑えている間に胴体の方にダメージを入れてくれ」


「任せて!」


「わかった
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