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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fiveteen episode ずっと一緒に
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「ユイちゃん!!」


俺とユウキはセイを抱きしめた。
キリトとアスナはユイを抱きしめた。

セイの体はプログラムじゃなく、本当に人間の様に暖かかった。
自分の子供が消えるなんて絶対に許す事が出来なかった。

そうだ……
システムコンソール……!
こいつでログイン出来れば……!


「キリト、パソコン得意か!?」


「……システムコンソールか!」


俺とキリトはすぐにシステムコンソールを起動させ、セイとユイの消去を防ごうとした。
システムコンソールを起動させると多くのモニターとパラメータなどが出現した。


「クッソ! 全くわけわかんねぇ!」


「あったぞ……!セイとユイのデータ!」


「ユウヤ……?」


「キリト君……?」


心配そうにしているユウキやアスナとセイとユイの方を見た。
そして俺達はキメ顔でこう言った。




「「とーちゃん達に任せとけ!」」




その言葉を聞くとセイとユイは少し微笑んだ。





ーーーーありがとうーーーー




「セイ!」


「ユイちゃん!」



パリィィイイイイン……


セイとユイが一言言うと目の前から消滅してしまった。
ユウキとアスナが抱きしめていた子達は腕の中から消え、何度も結晶の破片を集めようと腕を動かすがセイとユイは戻ってこなかった。


「させるかよ!」


「これでどうだ!」


俺とキリトがOKと表示されたボタンを勢い良く指で押した。
すると閃光弾を浴びせられた様な眩しい光が一瞬だけ部屋全体を包んだ。
光が放たれると同時に突然俺とキリトの体が浮かんだ。
いや、吹き飛んだ。


「「!?」」


吹き飛ぶと同時に右手に小さな物が出現した気がした。
俺とキリトが部屋の入り口まで吹き飛ばされると勢いはそこで止まった。


「ユウヤ、大丈夫!?」


「キリト君……?」


俺とキリト体を起こしてユウキとアスナに右手をだした。


「「これは……?」」


俺の手のひらには碧色のクリスタルの様な物が、キリトの手のひらには緑色のクリスタルの様な物があった。


「セイとユイの……心だよ」


「間一髪でセイとユイのプログラムだけを切り離してオブジェクト化したんだ」


「俺達はずっと一緒にいる」


「話せなくてもな」


俺とキリトがそう言うとユウキとアスナが目に涙を浮かべながらそれぞれのクリスタルを手に取った。
クリスタルはとても眩しく光っていた。
無邪気にはしゃいでたあの子達の様に。
俺達はずっと一緒だ。







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