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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fiveteen episode ずっと一緒に
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かった私とセイはすぐにバグとして処理されてしまいます………」


「笑えるよね……バグの処理をする僕が他のプログラムにバグとして処理されるなんて……」


ちっとも笑えない。
また楽しく過ごせると思っていたのにさ……
本当に遠くに行ってしまうなんて……


「おとーさん。 その槍を持って感情を出しすぎると危ないから気をつけて」


「……?」


何故かセイは突然神聖槍の話をしだした。
この槍には所持者のHPを蝕むスキルなどはついていない筈なのだが。
何が危ないと言うのだろうか。


「その槍は元々バグで処理された槍。 おかーさんが第74層で危なくなった時に僕が処理されたその槍をバックアップさせておとーさんの元に出現させたんだ。おかーさんが傷ついてるのを見るのは嫌だったんだ……その槍はゲームマスターが作った槍、レベルが一番高いプレイヤーに与えられ、ゲームバランスを崩壊させる程強力、という設定……プレイヤーの脳波、感情をナーヴギアを通してユニークスキル神聖槍に送り、感情を増幅させて光の渦を黒くするみたいな面白いエフェクトを仕込んだらしいんだけど……」


そこまで言うとセイは黙ってしまった。

確かに内容は面白そうだが、それの何処が危険なんだ?

俺が疑問に思っているとセイは重々しく口を開いた。


「感情を出しすぎるとナーヴギアに凄く負担をかけてナーヴギアの電源が落ちる、もしくは故障……普通のVRMMOなら修理に出せばいいんだけど……この世界で電源が落ちたり、故障を起こせば強制ログアウト……そしてーーー」


「死に至る、か」


「うん……それにバグとして処理されていた槍だから何か他に異常が起きるかもしれない」


この世界でのログアウトは死を意味する。
本来ならエフェクトが色々ついて強力でゲームを楽しめる槍なのだが、
このデスゲームではこの槍が完全に諸刃の剣となっていた。


「でも何故かゲームマスターはこの槍を再び処理しようとはしなかったみたいらしいんだ」


「なんでだ……?」


「普通だったらそういうのってゲームマスターである茅場に不正ツールみたいな感じで通知が届く筈じゃないのか?」


「不正ツールとして処理したらプレイヤーも何かあるんじゃないのかな?」


「それはあるかもしれないわね……不正発覚ペナルティ……みたいにかな」


アスナそう言うとセイとユイの体が透明になりだした。
バグとしての処理が実行されだしたのだ。
恐らく数秒後にセイとユイはこの世界から消滅してしまうだろう。


「時間みたいだね」


「パパ、ママ、皆……今までありがとうございます……」


「「セイ!!」」


「ユイ!
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