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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fiveteen episode ずっと一緒に
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名前はカーディナル。人間のメンテナンスを必要としない存在として設計された。このシステムはSAOのバランスを自らの判断に基づいて制御しているのです。モンスターやNPCのAI……アイテムや通貨の出現バランス……何もかもがカーディナル指揮下のプログラム群に操作されています……プレイヤーのメンタル的なケアするのも……」


「セイはNPCなの……?」


ユウキの問いを聞くと首を横にふった。



((メンタルヘルスカウンセリングプログラム))


「試作一号……セイ、僕はバグの処理もしているんだけどね……」


「試作二号……ユイ、私は主にメンタルケアを主要にしてます」


メンタルヘルスカウンセリングプログラム。
大雑把に言うとプレイヤーの精神による不安定を落ち着かせる為のプログラムだ。
本来、精神が不安定なプレイヤーの元に行かなければ行けないプログラムなのだが……
ユウキ達はセイとユイに会う前には精神の不安定などは無かった。
なのに何故ユウキ達の前に現れたのだろうか。
キリトは一つ疑問に思い、セイとユイに質問した。


「プログラム……でも何で記憶が無くなったりしたんだ?」


一番の謎だ。
プログラムが記憶喪失になるなんて聞いた事がない。
そもそも、そんな事態になったらゲームマスターである茅場が見逃がす筈がない。


「二年前正式サービスの時、カーディナルは何故か僕とユイにプレイヤーへの一切の干渉の禁止を言い渡しました……僕達は聞き入れることしかできませんでした……僕達はずっとプレイヤーのメンタル状態のモニタリングだけを続けていました」


ユウキ達は黙って話を聞いていた。
黙って聞くことしか出来なかった。


「状態は最悪……恐怖、絶望、怒りと言った負の感情に支配された人々、時として狂気に陥る人もいました。
本来であればすぐにそのプレイヤーの所へと向かわなければいけない、でも人に接触することが許されない……僕達は徐々にエラーを蓄積させ崩壊して行きました……しかし、この部屋に存在する僕達が座っている台座、システムコンソールに触れたことで今までのエラーが高速処理され、エラーはなくなりました」


本来しなければ行けないことを強制的に禁止され、記憶喪失というエラーとして記憶が無くなったのだろう。
だが、キリトにはまだ疑問があった。


「なんで俺達の目の前に現れたんだ?」


これも謎だ。
まぁただ単に偶然という事もあり得るのだが。


「崩壊して行く中……負の感情ではなく、正の感情……怒りや悲しみではなく喜びや幸福などと言った感情を持つ四人のプレイヤーが現れました。それがユウヤさんにユウキさん、キリトさんにアスナさんです」


「私達は触れた
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