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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fourteen episode 化け物
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固めた。
剣を重ねることによってパーティの場合は薄いバリアの様な物を張ることができる。
薄いと言っても武器の攻撃力にも関わってくる為、俺達の守りは固くなっているはずだ。
ガキィィィイイイイイイン!!!!
ギギ……ギギギギギギィィィイイ!!!
死神が鎌を振り下ろすと凄まじい勢いでガードが削られて行った。
武器が強くてもステータスが90層のモンスターと戦う為には安全マージンも取っていないから全然余裕がないのだ。
むしろ俺達が今、この死神と戦うこと自体が自殺行為だ。
「があああぁああ?!!」
「うああああああ!」
「ぐっっっ!?」
「きゃああああああ!!」
ガードが削られると俺達は吹き飛んだ。
壁や地面に叩き付けられた衝撃もあり、俺とキリトはHPが黄色になる手前、ユウキとアスナが黄色になっていた。
「クソ……」
叩き付けられた衝撃でノックバックが発生して立ち上がることが出来なかった。
それは俺だけではなかった。
キリト達も今までにない激しいノックバックが発生して意識が飛びそうになり、気を保つのが精一杯だった。
だが、俺の目に映ったのは最悪の光景だった。
「ユウキ……?」
ユウキが死神の前で気を"失って"いたのだ。
モンスターと言うのはAIで出来ている。
だからモンスターは自身に近いプレイヤーを狙う。
今の標的は間違いなくユウキだ。
死神は大きな鎌を振り上げた。
ーーーーまたか……またユウキを傷つける気かよ……
死神はユウキに狙いを定め、振り下ろそうとした。
その瞬間、碧い悪魔と戦った時の記憶が蘇ってきた。
ユウキが碧い悪魔に掴まれ、握り潰されそうになった時の記憶。
自分の中から何かが込み上げて来た。
自分でも分かる。
自分自身の中から込み上げて来てる物は危険な気がする。
あの時とは違って少女を守りたいという気持ちだけじゃない。
冷たく、真っ黒で危険な物。
それが俺を支配しようとしている。
俺はユウキに振り下ろそうとしている死神を見た。
見ていると段々と頭痛の様な物が起き、死神を見ている目が重くなって行く気がした。
ーーーーーユウキを
ーーーーーユウキを傷付けたら殺す
冷たく、黒い物が俺を支配して行った。
支配されると同時に自分が誰なのか分からなくなる程の激しい頭痛の様な物にも襲われた。
ジジ……ジジジジジ……
セイ達の時の様に大きくは無
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