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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fourteen episode 化け物
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間違いなく標的は先頭を走っているユリエールだ。
何より、命に関わる大鎌と言うことはプレイヤーのHPに関わる情報だ。
間違いなく一撃でユリエールは消える。

モンスター…!?さっきは索敵スキルに引っかからなかったんだぞ!?


「駄目! ユリエールさん! こっちに戻って!!」


アスナも気付いたらしく、ユリエールに向かって叫んだ。
叫び声が聞こえないのか、ユリエールはひたすらシンカーの元に向かおうと走っていた。
今いるメンバーの中で一番速さに優れているキリトは俺とほぼ同時に気付いたこともあってユリエールを止めようと走り出していた。




ガキィィィイイイイイイン!!!!!



「くっ……」


「え……?」


キリトとユリエールの目の前には死神が持っている様な大きな鎌が突き刺さっていた。
間一髪でキリトは全力でユリエールの元へ辿り着き、愛剣《エリュシデータ》を地面に突き刺して自分が走って作り出した勢いを殺していた。

突き刺さった大鎌はゆっくりと空中へと上がって行った。
空中に上がると同時に俺達がいる通路の壁が綺麗な碧色へと変わった。
その壁の中を大鎌を持っていたモンスターが壁から壁へと移動していた。


「キリト!!」


「分かってる!!」


俺とキリトはすぐに壁に入って行ったモンスターを追いかけた。
モンスターの入って行った壁の前に立つがモンスターは出てこなかった。
何処に行ったのかと探していると後ろの壁からモンスターが出てきた。
後ろからモンスターが出てくるとモンスターが大鎌を振り下ろして来た。


「クソっ……!」


「壁なら何処からでも出てこれるみたいだな……!」


俺とキリトはすぐに体制を立て直し、次の攻撃に備えた。
ユウキとアスナもすぐに加勢しようとしていた。


「ユリエールさん、セイを見てて!」


「ユイちゃんもお願いします。 この子達を連れて安全エリアに退避してください!」


「は、はい!」


「おかーさん……」


「ママ……」


セイとユイは心配そうな顔をしていた。
心配そうな顔を見てユウキは笑顔でセイ達に向かってピースをした。


「大丈夫だってば! おかーさんに任せなさいっ!」


セイはユウキの声を聞くと頷いてユリエールとユイと一緒に安全エリアに退避した。
ユウキとアスナはユリエール達が安全エリアに退避したのを確認すると自身の愛剣、《リュクスシュエル》と《ランベントライト》を引き抜きユウヤ達と合流した。


「死……死神……?」


モンスターは既に壁から出て俺達の前にいた。
"死神"にしか見えなかった。
ボロボロのマントに骸骨の
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