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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Fourteen episode 化け物
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優しく微笑んだ。
その光景を見て俺達も笑顔になった。
セイとユイがもたらした空間は凄く暖かい。
そんな感じがした。


「そんじゃまぁ、行きますか!」









黒鉄宮 ーーーー地下迷宮区 最深部ーーーー





「しっかしこの迷宮区、奥まで長すぎだな……」


「そうだね、セイなんて眠っちゃってるよ」


セイはユウキの背中で眠っていた。
ユイも同じ様にアスナの背中で眠っていた。
奥までに来るまで無邪気にはしゃいでいたから疲れたのだろう。
本当に可愛い息子だ。と思いながらセイの頬をツンっと突ついた。
セイの頬を突くとセイは口を可愛くもごもごしていた。
俺は口をもごもごしているセイを見て笑ってしまった。

セイの頬を突きながら奥に進んでいると奥の方に光が見えた。


「キリト、あれって……」


「間違いない。 安全エリアだ」


俺とキリトはお互いを見て頷くと索敵スキルを発動させた。
索敵スキルで確認すると一人のプレイヤーが光の中でずっと立っていた。

プレイヤーは一人……
他のプレイヤーはいない……
モンスターの出現もないな。


「奥にプレイヤーが一人いる」


「シンカー……!?」


「お、おい!」


ユリエールは奥にいるのがシンカーだと確信するとキリトの声に耳を貸さずに走り出した。
俺達は頷き、すぐにユリエールを追った。




ーーーーハァッ……ハァッ……




走り近づいて行くと光は段々と大きくなり、一人の男性プレイヤーが見えた。
恐らくは彼がシンカーなのだろう。
ユリエールは男性プレイヤーを見ると笑顔になった。
余程シンカーの事を心配していたのか、目には少し涙が浮かんでいた。
そして男性プレイヤーもユリエールに気付き、叫んだ。





ーーーーユリエール!!!



「シンカー!」






そして幸福な瞬間はーーーー





ーーーーー来ちゃ駄目だぁぁああああ!!!










ーーーーー絶望の時間へと変わったーーーーー








俺達はユリエールがシンカーに会えた事が祝福の気持ちで一杯だった。
だが、シンカーの一言を聞いた事で俺達は危険という事に気付かされた。
いや、ユリエールが危険と言う事に気付かされた。
何故ならーーー




The Fatal Scythe




俺達の目ではしっかりとユリエールの走っている方向の右上に表示された文字が確認できた。
The Fatal Scythe 命に関わる大鎌。
そう、モンスターからの奇襲だ。
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