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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Thirteen episode 親馬鹿
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じゃなくて!!
キリト……そこまで言われちまうと引き下がれないな。


「ならキリトさんよぉ……此処で決着を着けるとしようか……どちらが最強か……!」


キリトは息を飲んだ。
額には汗を浮かべ、緊迫した表情をしていた。
レベルなら確実にユウヤの方が上だろう。
レベルが物を言うこの世界ではユウヤの方が決闘は有利である。
武器を使えばの話だが。

キリトには作戦があった。


「ユウヤ、お前の神聖槍は確か決闘では使えなかったよな?」


キリトはそう言うと自分の拳を握りしめた。
俺は察した。
いや、心でキリトが訴えてきたのだ。

拳を握れと。

俺は無言で頷くと右手でウィンドウを開き、決闘ウィンドウを開き、対戦相手をキリトにした。
するとキリトの目の前に決闘ウィンドウが出現した。
キリトは深呼吸をし、決闘を承諾した。

カウントダウンが開始され、残り30秒となっていた。
ユウヤとキリトは睨み合っていた。
例えるならば…そう、お互いを嫌い合う黄金龍と黒虎と言った所だ。
だが二人は知らなかった。
二人が決闘を始めようとする中、二人の少女から黒いオーラが出ていた事を。

残りカウントダウンは5秒になっていた。
いや、死のカウントダウンが5秒になっていた。


「キリト、お前はいい友達だ。親友……いや戦友と言った所か。今までは本当にお前がいるだけで物凄く助かった。だが、今回はお前は俺の敵だ……俺の拳がお前を越えて最強へと導き、それと同時に俺の息子が最強になる!!」


「最強プレイヤーと言われたユウヤ……レベルなんて関係ない……武器なんて物も糞食らえだ……俺達はいつも心で繋がっていた……時には喧嘩もしたな……けれど、今この時この瞬間は俺の名誉、娘のユイに応える為に俺はお前を倒して最強になる!!」




3……

2……

1……





「ちょっとお二人とも……」


ユリエールの声がしたが俺達には聞こえない。
今は大事な真剣勝負だ。
そしてカウントダウンが0になった瞬間、俺とキリトは走りだした。
俺とキリトは至近距離まで来ると拳をお互いの顔に向けて放った。
俺達は避けようとしなかった。
俺達は心で繋がっている。
危険な時はお互いを助け合い、時には肩を組みながら食事をしながら馬鹿をして……
拳を避けるなんて卑怯な事は出来なかった。


「最強は俺だキリトおおおおおおぉぉおおお!!」


「お前を越えて俺は最強になるぞユウヤぁぁああああああ!!」


お互いの顔すれすれまで拳が来た。


ガシッ!!



「「な!?」」


俺とキリトは驚いた。
俺達の拳は腕を誰かに掴まれたせいでギリギリ
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