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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Thirteen episode 親馬鹿
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な顔を見ることしか出来なかった。
ーーーーーセイとボクが危険に晒されてもユウヤが守ってくれるもん!
俺は少し笑ってしまった。
一瞬頭の中を横切った言葉があまりにも可笑しくて。
全く……ユウキには困ったもんだな
お前達を絶対に守れるかなんて根拠は全然無いって言うのにさ
本当に笑えてくるよ
お前が俺にそう言っただけで守れる根拠だって思えちゃうもんな
俺はユウキの頭にそっと手を乗せ、優しく撫でた。
するとユウキは心配そうな顔から何処か自信が溢れた様な笑顔をした。
「大丈夫だよ、俺がユウキ達を絶対に守るから。それに俺はとーちゃんだぞ、一家の柱が家族を守れなくてどうすんだよ」
「うん!」
「アスナも何にも心配しなくていいよ。俺とユウヤが皆を守りきるからさ」
「キリト君…」
家族って本当にいい物だ。
囲まれていると何処か落ち着いて、心が温かくなる。
そして俺達家族と、キリト達家族を繋ぐ絆も素晴らしいと思う。
お互いを支え合い、力を合わせて不可能を可能にする……そんな奇跡も起こせそうな気がする。
それが俺が皆を守り抜くと言う事の根拠の二つ目なのかもしれない。
「皆さん、此処がダンジョンの入り口です」
俺達は歩いている内にシンカーが置き去りにされたと言うダンジョンの入り口に来ていた。
その入り口は早くも更なる地下に続く階段であった。
セイとユイは階段の奥のダンジョンに興味があるらしく、物凄くはしゃいでいた。
だがそんな事とは裏腹にユリエールはセイとユイを見て不安そうにしていた。
無理もない。レベルが60行ってるか行ってないかのユリエールにとって、いや、レベルが低いプレイヤーなら誰でも七人のプレイヤーで、しかもその内の二人は子供であり、ステータスがバグっていて武器すら持っていないというオプション付きの子供がいたら子供の身の心配もするだろうし、何よりその子供のせいで他のプレイヤーが危険に晒されてしまうというリスクもある。
セイはユリエールの視線を感じ取り、ユリエールの方を向くと少し笑顔を見せた。
「ぼくとゆいはだいじょうぶだよ! それにおとーさんがいるからぜんっぜんこわくないもん!」
「え?」
セイに大丈夫だと言われると自分の思っていることに対して返答された事でユリエールは驚いていた。
「大丈夫だよ。セイはしっかりしてるし、何よりボクとユウヤの子供だしね!」
「ユイちゃんもちゃんとしてるので心配しなくても大丈夫ですよ」
俺とキリトはユウキとアスナの言ったことに対して腕を組み、首を頷いて感心していた。
「うむ、セイは将来優秀な槍使いになるぞ」
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