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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Thirteen episode 親馬鹿
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第1層 ーーーー始まりの街 黒鉄宮 地下ーーーー
「まさか黒鉄宮の地下にこんな広い空間があったなんてな……」
俺達は今、黒鉄宮の地下にセイとユイを連れてシンカーを救出しに向かっている。
セイはユウキと手を繋ぎ、ユイはキリトに肩車されて笑顔だった。
そういや昔、叔父が何か言ってたっけ……
ーーーーいいか優也! どんなゲームでも最初の街には必ず怪しい所がある! 叔父さんのスーパープレイを見てろ……ほらみろ! 最初の街なのに宝箱発見! しかも可愛い美少女がいるぞ! ……中身が空っぽだと…? あ、閉じ込められた。ぎゃあああああああああああ!!!!
残念だが叔父さん……此処には宝箱がないし、いるのはモヤっとボールに閉じ込められたおっさん一人だけだよ……
俺が昔の事を思い出しているとキリトは溜息をついていた。
「βテストの時にはこんな所なかったぞ……不覚だ……」
「第1層のボスの武器チェンジの時と同じ様に少しだけβテストと変わってるんだろ」
俺がそう言うとユリエールが俺の方を向いて首を振った。
俺の方を向くと何かを思い出したのか、誰かを恨んでいる様な顔をした。
そのままユリエールは前の方を向き歩き出しながら話しだした。
「いえ、上層の進み具合によって解放されるタイプのダンジョンなのでしょう……キバオウはこのダンジョンを独占しようと計画していました。」
「……確かに、専用の狩場があれば儲かるしな」
キリトの言う通りだ。
ユリエールが言うには俺達がいる所、黒鉄宮の地下ダンジョンは上層の進み具合によって出現するタイプの物だと言う。
上層の進み具合と言うことならここのダンジョンの第1層ではあるがモンスターのレベルもそれ程低いわけでも無いのだろう。
1番レベルの高いモンスターでも60程度だろう。
「キバオウは儲かると思っていたのでしょうけど、ここのダンジョンは60層クラスの強力なモンスターが出るので殆ど狩りは出来なかった様です」
ユリエールがそう言うとユウキが俺の服を掴んできた。
「60層クラス……セイを連れて来ても良かったのかな……」
ユウキは心配という顔をして俺を見てきた。
心配する気持ちは分かる。
ユイもそうだがセイのステータスが一切分からないので敵の攻撃を一発でも当たってしまったら一撃で死んでしまうかもしれない。
しかも大多数のモンスターに囲まれでもされればセイとユイの身の安全は保証出来ない。
確かに……ユウキの言う通りだ……大多数のモンスターに囲まれでもされたらセイのステータスが分からないから危険に晒されてしまうかもしれない……
俺は黙ってユウキの心配そう
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