暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twelve episode 祈り
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
…連れて行ってあげるけど絶対におかーさん達の前に出たら、メ!っだよ?」
「「うん!」」
セイとユイは元気良く返事をした。
俺達はその光景を見て何気にホッコリとしていた。
ああ…これが親バカかぁ…
案外悪くない…
「今日はもう遅いから今日はゆっくり休んで明日救出に行こう。シンカーさんには悪いけどちゃんと体は休めた方がいいし、疲れていたら危険な状態になった時に上手く対応出来なくなるかもしれない。いいだろ、ユリエールさん?」
キリトがユリエールに聞くと無言で頷いた。
外は暗くなり始めていて、俺達のいる部屋も暗くなっていた。
シンカー救出には明日の朝、早い時間に行くことになったので俺達は解散し、教会のそれぞれの部屋に入っていった。
何故教会で休むかというと、サーシャが俺達に休むなら空いてる部屋が幾つかあるからその部屋を使ってくれと言ったからだ。
ーーーーー教会 ユウヤ、ユウキ、セイの部屋ーーーーーー
時刻は既に夜中になって皆は寝静まっていた。
ガサガサ…ガサガサ……
ん…?
ユウキ…こんな夜中に何処いくんだ…?
俺はかけてあった毛布が動くと目が覚めた。
ユウキはベッドから出ると部屋の扉を開け、外に行ってしまった。
一応…ユウキになんかあったら嫌だしな…眠いけど追いかけて見るか…
俺はセイを起こさない様にそっとベッドから出てユウキを追いかけた。
ユウキを追いかけていると暗過ぎてユウキを見失ってしまった。
あれ…ユウキ何処行った…?
俺がユウキを見失って探し回っていると一つだけ扉が開いている場所があった。
聖堂に出る扉だった。
此処にいるのか…?
中に入ると一人の女の子が窓から差す月の光に照らされながら祈りを捧げていた。
手を組みながら何かを言っていた。
その姿はとても美しく、何処か悲しい顔をしている様な気がした。
ーーーーー神様、どうかボクを……まだユウヤとセイと一緒に居させてください
ーーーーー神様、ボクをまだーーーないでください…
ユウキか…?
祈りを捧げているのはユウキだった。
こんな夜中に何を祈っていたのだろうか。
俺はユウキに近づき、声をかけた。
「ユウキ、何やってんだお前」
「ふぇ!?」
ユウキは俺の声を聞き、驚くと可愛い声を出した。
睡眠時間を削ってでも祈りたかったのか?
俺はそう思っているとユウキは落ち着き、俺に話しかけて来た。
「どうしたのユウヤ?」
「ん、ああ、いや…俺は
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ