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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twelve episode 祈り
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ダンジョンに置き去りにされて転移結晶無しじゃとても無事でいるとは保証出来ないな
「まさか手ぶらで行ったって言うの!?」
ユウキがユリエールに聞くとユリエールは悲しい表情だった。
今にも涙が溢れ出しそうな位に悲しげな表情で唇を噛み締め、ユウキに答える為に口を開いた。
「彼は…良い人過ぎた…キバオウの丸腰で話し合おうという言葉を信じて…三日前の事です」
「三日前……それでシンカーという男は…?」
ユリエールは目に涙を浮かべながら問いに答えた。
なんでまた…悲しんでる人がいるんだよ
泣かないといけないMMORPGなんて聞いたことがないぞ…!
俺は拳に力を入れた。
「おとーさん…?」
俺がキレかけている事に気付いたセイが俺の顔を見てきた。
セイの顔を見ていると何故だか怒りの感情が収まっていく気がした。
心が休まる様な、暖まるような感じがした。
俺はセイを心配させない様にセイを抱っこすると自分の膝の上に座らせた。
「とーちゃんなら心配ないぞ?」
「うん!」
セイの笑顔を見て俺も笑顔を零しながらユリエールの話へと戻っていった。
ユリエールは声を震えさせながら話していた。
「シンカーは武器も持っていない為、身動きを取れないらしくて…全て…全ては副官である私の責任なんです…ですが…とても私のレベルでは突破出来ませんし……キバオウが睨みを利かせる中、軍の助力は宛になりません…」
ユリエールは声を震わせながら言うと顔を上げ俺達の方を見た。
「そんな所に恐ろしく強い四人組が街に現れたという話を聞きつけ、こうしてお願いしに来たんです!」
ユリエールは言い終わると突然立ち上がった。
そして俺達の方を見ると頭を下げ始めた。
軍の副官が頭を下げるなんて滅多に無いことだった。
「ユウヤさん、キリトさん、ユウキさん、アスナさん、どうか私と一緒にシンカーを救出してくれませんか…!」
俺とユウキは別にいいだろうけど…
俺はそう思いユウキの方を見た。
ユウキの方を見ると俺の視線に気付いたらしく、この話には賛成という意味をこめて可愛い笑顔でウインクして来た。
うん。可愛いね。
……じゃなくて!!俺とユウキが良くても裏がありそうな話に敏感なキリトとアスナはすぐには納得しないだろうな…
さっきの軍の奴らの敵討ちっていう考えも出来るしな。
俺がそう思いながらキリトとアスナの方を見ていた。
するとアスナが口を開き始めた。
「私達に出来ることなら協力して上げたい…と思います…でも此方で貴方の話の裏付けをしないと…」
アスナがユリエールにそう言うとユリエールはシンカーを救出出来
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