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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Ten episode 家族
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。放っておけないからボクが家まで運んで介護してあげてたんだけど…起きたら自分の事が全然わかんないみたいで…ボクの事もなんて呼べばいいのかわかんないみたいだから呼び易い名前で呼んでいいよって言ったらボクの事をお母さんって呼ぶからつい調子乗っちゃって…」
「でも何で俺の事をお父さんって呼んだんだ?」
「ボクが次家に帰ってくる男の人はお父さんだよって言ったからだよ!」
ユウキは今までにない笑顔で俺に言ってきた。
だが俺はこの子が俺をお父さんと呼ぶことよりも気になった事があった。
ユウキはこの子は浜辺で倒れていたと言った。
浜辺で倒れているならPKに襲われてここまで逃げて来たのだろうという考えが出来るから納得は出来るが
気になったのはこの子が自分の事が分からなくなる、つまり"記憶喪失"になっているという事だ。
このソードアート・オンラインで記憶喪失という状態異常は無いはずだ。
だから記憶喪失なんて事は絶対にあり得ないはずだ。
この子はNPCだったりするのか…?いや、それはないな…NPCならクエストのログ表示が更新される筈だ
となるとこの子は人間で誰か知り合いとかもいる筈だからその人の元へ返してあげよう…
でも返すにしたってステータスがわかんないんじゃ危険に陥った時にフォローも何も出来ないな…
俺はそう思い、男の子"セイ"の元に近づいた。
本来、他人のステータスを勝手に確認するのはプライバシーの侵害だが今はしょうがないので確認することにした。
「セイ、ちょっと右手でこんな感じに空中をスライドしてくれないか?」
俺はそう言うと右手で空中をスライドしてウィンドウを開いた。
俺の姿を見てセイもぎこちないが同じ様に右手で空中をスライドした。
するとウィンドウが開いたので俺はステータスを確認した。
「な……!?ユウキ、これを見てみろ…!」
俺はユウキにセイのステータスを見せるとユウキも異変に気付いたのか口に手を添えて驚いていた。
セイの名前、HPバーは俺達と同じ表示だった。
だがステータスを見て見ると俺達とは決定的に違う"異変"があった。
「攻撃力とかの戦闘に大事なステータスが一切無い…それに武器とかも持ってないみたいだな…」
セイのステータスは名前とHPバーは確かにあるが戦闘に必要なステータスが一切表示されていなかった。
アイテム欄も確認して見るとアイテムが一つも無かった。
「多分このステータスは一時的なバグだろうな…多分この子は親や友達と一緒にゲームをしていた筈だ。フレンドリストを見て知り合いの所へ戻してあげよう。知り合いを見れば何か思い出すだろ」
俺はフレンドリストを確認した。
しかしフレンドリストにはプレイヤーの名前
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