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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eight episode 命の光
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「俺はユウヤだ。」


「キリト、ソロだ。」


「君達はもうこの先も攻略しているのか?」


「ああ、ボス部屋の前までマッピングしてある。」


「ふん……ではそのマッピングデータを提供して貰いたい。」


「「「え!?」」」


ユウキとアスナとクラインは驚いていた。
そもそもマッピングは苦労のかかるものであり、最前線にいる攻略組しかマッピングしないのでマッピングデータはそれなりに貴重な物だったりする。
それを行きなり現れて提供しろと言われたのでクライン達は驚いていたのである。
コーバッツという男の話を聞いたクラインはコーバッツに向かって怒りの声をあげた。


「タダで提供しろだと!?テメェ、マッピングする苦労が分かって言ってんのか!!!」


するとコーバッツがクラインの言葉に対して自分の意見を主張しだした。


「我々は一般プレイヤーに情報や資源を平等に分配し、秩序を維持すると共に、一刻も早くこの世界からプレイヤー全員を解放する為に戦っているのだ!!故に諸君が我々に協力するのは当然の義務である!!」


「……貴方ねぇ!!」


「ユウヤだって苦労してマッピングしたんだよ!!!」


コーバッツの言葉でユウキとアスナも頭に来たのか、コーバッツに対して自分達の意見を言おうとした。
クラインは完全に怒ってコーバッツに殴りかかろうとしていた。
俺とキリトは殴りかかろうととするクラインを止めた。


「待てってクライン。元々俺とキリトは街に戻ったら公開しようと思ってたデータだ。構わない。」


「ユウヤの言う通りだ。持っていても攻略会議の時には公開するしな。」


俺は右手でウィンドウを開き、トレードアイコンを押してコーバッツにマッピングデータを渡した。
クライン達は納得していない様な顔をしていたが構わずトレードした。


「おいおい…それは人が良すぎるぞユウヤにキリト!」


「俺とキリトがマッピングデータで商売すれば上手く行きそうだが…」


「マッピングデータで商売する気はないよ」


俺がコーバッツにマッピングデータを渡し終えるとコーバッツは俺達に礼を言ってきた。


「協力感謝する。」


そう言うとコーバッツは部下達の方へ戻っていった。

まさか…ボス部屋に挑戦しようなんて思ってないよな?


「ボス部屋に行く気ならやめといた方が良いぜ。」


俺は最後の最後で保険を打っておいた。
コーバッツは俺の言葉を聞き振り返って来たがお前の命令は聞かないという目付きで俺を見てきた。


「……それは私が判断する。」


俺はこの言葉でこいつが何をする気か理解した。
この男はボス部屋に
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