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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eight episode 命の光
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「それは親御さんに失礼だな」


「頼むからそれ以上俺を責めないでくれ……」


クラインは参ったような顔で負のオーラをだし、肩を落としていた。

大丈夫だクライン…中々男前な顔だからすぐに出会いは見つかるさ!

俺はそう思いながらクラインを慰めているとアスナとユウキが俺達の光景を見てふふっと笑っていた。
野郎共は静かになり、クラインは本題を俺達に聞いてきた。


「おい…どういうこったユウヤはともかく、ソロのキリトがなんでアスナさんと…」


ともかくってなんだともかくって
確かに俺はいつもユウキと一緒にいるが俺だって一人で狩りにいったりクエストをしたりしてるんだぞ。
俺は心の中でそう思った。


「こんにちは、キリト君とはパーティを組むことになったの」


アスナは笑顔でクラインと男達に向かって言った。
独身男達はキリトに怒りの目を向けていた。
まるでこれから狩りをする虎のような目だった。

独身マジで怖ぇ…


「キリトッてめぇー!」


「ま、待てって!」


クラインがキリトの胸倉を掴み、キリトに独身の怒りをぶつけていると誰かが近づいてくる足音がした。
ユウキとアスナは足音に気付いたのか、すぐに身構えた。


「ユウヤ!」


ユウキが俺を呼んだのでユウキの方向を見たらユウキとアスナが入り口の方を見ていた。
こちらに大勢の重装備の兵士の様な男達が近づいてきていた。
かなり頑張ってここまで来たのか先頭の男以外は全員汗だくになりながら歩いていた。


「あれは…軍か?」


「アインクラッド解放軍の奴らか…?」


「第1層を支配している巨大ギルドがどうして此処に…?」


クラインが巨大ギルドの奴らがなぜ此処にいるかと疑問に思っているとアスナがその疑問に対して答えた。


「25層攻略の時に多くの被害がでていたからクリアと言うよりも組織強化って感じになって前線に来なくなってたけど…」


軍、通称アインクラッド解放軍は25層の攻略までは最前線で攻略組のギルドとして活躍していた。
だが25層のボス攻略の時にアインクラッド解放軍に所属する大勢のプレイヤーが犠牲になった為、最前線には顔を出さなくなっていたのだ。
アインクラッド解放軍は俺達の前で止まるとリーダーらしき男が他のプレイヤー達に休めと言って休憩を取らせた。
アインクラッド解放軍の部下らしき男達は休憩の声を貰い、溜息をつくとがくりと座り込んだ。

かなり消耗しているな…しかもこんな大勢の人数で何をする気だ…?

アインクラッド解放軍のリーダーらしき男が俺達の前に来ると話しかけて来た。


「私はアインクラッド解放軍、コーバッツ中佐だ。」


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