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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eight episode 命の光
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けた。
扉は大きいが簡単に開き中を覗くと部屋は暗く、何も見えなかった。
「何もいない…?」
「暗すぎて何も見えないな…」
中に入ると暗い空間が広がっており、ボスの姿がなかった。
いや、"見えなかった"のだ。
「…………ユウヤ!目の前にいる!」
ユウキが叫ぶと同時に部屋の灯りがつき、ボス部屋の中が明るくなった。
部屋が明るくなった事により、俺達はボスの姿を確認できた。
俺達の目の前にいたのは羊の様な角を生やした蒼い"悪魔"だった。
蒼い悪魔は自身と同じくらいの大剣を超えた特大剣を持ち、俺達を見下ろしていた。
ボス名は《グリムアイズ》と表示されていた。
グリムアイズは大剣を振り上げると俺達に向かって気迫のある咆哮をしてきた。
「グガゥガアアアアアアアアアア!!!!」
「「「「うわああああああ!!!」」」」
俺達は文字通り、尻尾を巻いて逃げた。
その姿は今までボス部屋のボスを攻略してきた者達には見えなかっただろう。
俺達は凄い叫び声をあげ、全力でボス部屋とは真逆の方に走った。
ーーーハァ…ハァ……
マジで…今までで一番強そうだったぞ!?
「ハァ…ハァ…やばそうな敵だったな…」
「ハァ…あぁ…武器は大剣一つだったけど…特殊攻撃ありだろうな…ハァ…」
「前衛に守りが強い人を集めて皆でどんどんスイッチしてくしか方法はなさそうだね…」
「盾装備の奴が十人はほしいな…」
キリトがそう言うとアスナはキリトに疑惑の目を向けた。
多分、このパーティにいるなら必ず思っている事だろう。俺とキリト以外は…
「盾装備ねぇ…」
「な…なんだよ?」
「君、何か隠してるでしょ?」
「へ…?いきなりなんだよ」
アスナは喋るのをやめず、アスナは疑問に思っている事を話した。
「だっておかしいもの。普通、片手剣の最大のメリットって盾を持てることじゃない。でもキリト君が盾を持っているの見たことないもん。私の場合はレイピアのスピードが落ちるからだし、ユウキは…」
「ボクは片手剣にしてはあまり重くないからアスナと同じスピードに特化させてるんだよ」
アスナとユウキがそう言うとキリトはヤバイという顔をして腕を組んでそっぽを向いた。
因みに俺もスピード、攻撃重視の為、盾は持っていない。
基本両手で槍を持っているがこれだとソードスキルが発動しない。
なのでソードスキルを発動する時は片手で持っている。
にしても、キリトの愛剣《エリュシデータ》は片手剣だが片手剣とは思えないほどの重さを誇っている。
なのでアスナ達が疑問に思うのは無理ない。
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