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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eight episode 命の光
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与されていたのか…!
蛇は俺達がグリムアイズに攻撃している間に麻痺効果の付与されたブレスを吐き、俺はその麻痺毒によって動けなくなってしまっていたのだ。
「グルルル…」
「え…?」
グリムアイズが突然動き出したと思ったらユウキを掴み上げた。
「てめぇ……ユウキに何するつもりだよ……まさか……!」
最悪だった。俺のそのまさかが的中してしまったのだ。
グリムアイズは片手でユウキを握ると力を入れ出した。
ユウキを握り潰そうとしているのだ。
「うぅ……!うああぁあぁ……ユウ……ヤぁ……う……ぁ……」
「やめろおおおおおおおおおお!!!!」
俺はグリムアイズに叫ぶがグリムアイズは手の力を緩めるどころか更に力を入れ出した。
もう既にユウキのHPバーは黄色のゾーンに入っていた。
それでもグリムアイズはユウヤに構わず力を入れ続けた。
「う……ぁ………」
「頼む……やめてくれえええ!!!」
グリムアイズはユウヤの声が聞こえたのかユウヤの方を見てニヤリと笑うとユウキを握っている手に思い切り力を込めた。
「ユウ……ヤ……」
「もうやめてくれよ………」
俺は…守ると誓った筈の女の子を守れないのか?
俺は…大好きな人が死んでいくのを黙って見ることしか出来ないのか…?
俺は…二度と大好きな人の笑顔を見れなくなるのか…?
俺は……
ーーーーーボクはユウヤが大好きだよ!
突然ユウキの言葉が俺の頭の中を横切った。
その言葉は俺の大好きな少女がいつも俺に送ってくれる言葉だった。
ーーーまだ諦めたら駄目だ…!
少年はまだ沢山少女と思い出を作りたいから。
ーーーー俺はユウキを助けるんだ…!
少年は最愛の人を守りたいから。
ーーーーー誰のヒーローでも無い、一人の女の子のヒーローになるんだ…!
少年は少女の前ではかっこよく居続けたいから。
何より少年は、
少女の笑顔を見たいから。
ーーーーーー俺はユウキの笑顔を見なきゃいけねえんだよ!!!!!
「うおおおおおおおお!!」
叫びながら俺は立ち上がった。
少女を守る為に。
「ユウヤ…!?自力で麻痺から抜け出したのか!?」
俺は自力で麻痺から抜け出した。
麻痺から抜け出すと強制的に武器とスキルが変更された。槍スキルと槍が消え、代わりに幾つもの流星をイメージしそうな位、輝いている槍と神聖槍という
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