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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Seven episode 似た者同士
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「安心しろエギル。俺だけはお前の本当の友達だからよ……」


「ユ……ユウヤ……お前だけは信じてるぜ……」


俺がエギルを励ましているとユウキが話しかけて来た。
それもとんでもなく可愛い笑顔で。


「ねぇユウヤ!今日のご飯はボク達もさっきのやつでいい?」


「「え?」」


ユウキが突然今日の飯の事を話かけてきた。
しかも今日の飯はさっきのS級の食材でいいかと聞いてきたのだ。
エギルと俺は声を揃えてユウキの言葉に対して疑問符を浮かべた。
俺とエギルは口をポカーンと開けていた。


「さっきの食材持ってんの?」


「うん!この前またドロップしたんだ!」


稀に出る伝説級のS級食材をまた食べるのか……ユウキ運良すぎだろ!


ユウキの言葉を聞き、不安そうに見ているエギルに向かって俺は口を開いた。
そしてエギルに絶望の言葉を送った。


「エギル……俺達……いい友達だったよ……」


「ユウヤぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」


俺はユウキの手を握って足早にエギルの店から出て行った。

外に出ると夕方になっていた。
ユウキの方を見ると何故か上機嫌だった。

どうしたんだ?


「〜〜♪」


「どうしたユウキ?」


俺がユウキにどうしたと聞くとユウキは笑顔で俺の方を見た。

癒されるな……


「ユウヤと手!繋いでる!」


「ん?」


そう言ってユウキは俺と繋いでる手を俺の目の前に出してきた。

何だ……そんな事か……

俺はそう思うとユウキの手を離した。


「ユウヤ……?」


ユウキはユウヤに突然手を離されて泣きそうになっていた。
目には涙が浮かんでいた。
ユウキが泣きそうになると突然ユウキの体が宙に浮いた。


「ちょっと……ユウヤってば……」


「お帰りはこちらの方がいいんじゃないんですか?」


ユウキは顔を真っ赤にしていた。
何故かと言うとユウキはユウヤにお姫様抱っこされていたのだ。
しかも外だった為、お姫様抱っこの姿が他のプレイヤー達の視線を集めていたのだ。
ユウキはお姫様抱っこされた嬉しさと他のプレイヤーにお姫様抱っこされてる自分を見られて顔を真っ赤にしたのだ。


「さーて向かう所は宿屋ですよー姫?」


「うん……」


俺はそう言ってユウキをお姫様抱っこしたまま宿屋に向かった。







宿屋に着くと自分達の部屋とキッチン使用のコルを払った。
宿屋には一階にレストランがある。そして各層の宿屋によるが追加コルを払うとキッチンを一日だけ使える様になるのだ。
このシステムは俺達みたいに家を買って
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