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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Three episode 正義感
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ちはもう終わったよ!」


「こっちもだ」


ユウキとキリトの方も片付いたらしく俺の方にきた。
少女の方を見ると羽根の様なものを手に持っていた。

そういえばさっき猿モンスターとは違う鳴き声が聞こえたな…この子はビーストテイマーなのか?


「ピナ…私を一人にしないで…」


「それは…?」


「ピナです…私のお友達です…」


やはりか…でも生き返る見込みがあるかもしれない…!


「その羽根、アイテム名は設定されてないか?」


少女が右手でウィンドウを開きアイテムストレージを見ると
一つのアイテムが増えていた。
それは少女の支えであり友達であった。


《ピナの心》


それを見た少女はまた泣き出してしまった。


「泣かないで!アイテム名が設定されているならまだ生き返る見込みがある!」


「ユウヤの言うとおりだよ。47層に思い出の丘というエリアがある。その奥には花が咲くらしく、それが使い魔蘇生用のアイテムなんだ」


「本当ですか…!」


少女は明るい表情になったと思ったらまた暗い表情になった。多分レベルが足りていないのだろう。

ロザリアを先に見つけたいがこの子も見捨てれないな…


「47層…」


「実費だけ貰えれば俺が行ってやってもいいんだが…使い魔の主人がいないと蘇生アイテムが出現しないらしいんだ…」


「いえ、情報だけでも十分です…毎日レベル上げをしてたらいつかは…!」


少女が言い終えるとキリトは重々しく口を開いた。


「蘇生できるのは使い魔が消滅してから三日間だ…」


「そんな…」


「大丈夫だ。心配すんなって。キリト、ユウキ」


「わかってる」


「わかったよー!」


俺達はトレードアイコンを押し、少女のアイテムストレージに装備をホイホイと投げ入れていった。

こんくらいあれば行けんだろ…


「この装備なら4、5レベルは底上げできる。それと俺達がついていけば確実に蘇生アイテムを入手できる」


「なんで…こんなに優しくしてくれるんですか…?」


少女が俺に尋ねた。
疑う気持ちも良く分かる。ネットゲームで騙し合い、嘘はよくある事だ。

だが一つ、俺には言えることがある。





---------困ってる奴を助けるのに理由はいらない---------





「困ってる奴がいるなら俺は助ける。どんな危険があってもだ」


俺は言葉に心を込めて少女に言い放った。
すると少女は笑顔になってクスっと笑った。
俺はその少女に笑顔を返した。


「俺はユウヤ。君、名前は?」


「シリ
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