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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Three episode 正義感
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しまい棍棒が体に直撃した。


「うっ!」


バァアン!


体を棍棒で殴られたダメージと地面に力で打ちつけられたダメージでヒットポイントが半分まで減った。
少女の近くに使い魔が来て回復系のブレスをしてもらい、少女もアイテムストレージから回復アイテムを取り出し回復をした。


キィィイイン


「はぁああ!!」


少女の剣は赤色に光り、少女は短剣ソードスキル、《アーマー・ピアス》を放った。
命中率重視のソードスキルだった為、猿モンスターの弱点に当たり、クリティカルボーナスのダメージが入り一撃で倒した。


あと…4体もいる…


「グァアアアアア!」


「…!」


猿モンスターが再び襲ってくる。猿モンスターは棍棒を振り下ろしたがギリギリで気づき回避することができた。
猿モンスターは棍棒を力強く振りすぎた為か、地面に棍棒が埋まってしまった。
その隙を少女は見逃さなかった。


キィィイイン!


「やああああ!!」


少女は棍棒が抜けなくて動けない猿モンスターに向かって《アーマー・ピアス》の上位技《トライ・ピアス》を放った。
元々命中率の高い一撃が三連撃になったおかげか一撃目と二撃目は相手のヒットポイントを徐々に減らし、三撃目は弱点に当たり、猿モンスターを撃破した。

残り3体…!


仲間を二体倒されて怒ったのか三体同時に襲いかかってきた。


「「「グァアアアアア!」」」


「くっ…」


ブゥン!ブゥン!ブゥン!


勢いよく、力強く猿モンスター達は次々に攻撃してくる。

攻撃する隙がない…!避けても三体目の攻撃で必ず掠ってヒットポイントが減ってく…!

HPを見るともう半分になっていた。


「ピィィ!」


使い魔が回復系のブレスをしてくれるが回復系のアイテム程の回復量ではないので少女もアイテムストレージから回復アイテムを出そうとした。


「…!回復アイテムが!」


回復アイテムが底を尽きていたのだ。
無理もない先程までパーティを組んで前衛で戦って回復アイテムを使っていたのだから。


「グァアアアアア!」


ブゥゥン!


「うっ!!」


猿モンスターが横薙ぎしてきた棍棒が少女に直撃した。
体が宙に浮いたと思ったら吹き飛んだ先のに大木があり打ちつけられた。

このままじゃ…死んじゃう…!

戦おうとしたが棍棒を食らった時に短剣を手放してしまったらしく手元には何もなかった。


怖い…怖い…怖いよ…


絶望した目で猿モンスターを見たまま少女は動けなかった。
猿モンスターはゆっくりと棍棒を振り上げ、そのまま勢いよく振り下ろされた。
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