ターン29 鉄砲水と『D』
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
受けたオイスターマイスターの体が消え去った。
D―HERO ドグマガイ 攻3400→オイスターマイスター 攻1600(破壊)
清明 LP2500→700
向こうの方がはるかに攻撃力は上だったためダーク・シティによるバンプアップは無かったから、今の攻撃はぎりぎり耐えきれた。オイスターマイスターにはすまないことをしたけど。それはいいとしてあのモンスター、どうやって倒せばいい?
「僕のターンはこれで終了」
「僕のターン、ドロー」
カードを引いた瞬間、エドがかすかに笑みを浮かべた。その瞬間、ドグマガイが羽を広げてそこから黒い閃光が放たれる。僕の体をその闇が覆い、全身から力が抜き取られるような感覚がした。
清明 LP700→350
「僕のライフが!」
「そう、これこそがドグマガイのエフェクト、ライフ・アブソリュート。自身の特殊召喚に成功した次の相手ターンのスタンバイフェイズのみ発動される、ライフ半減効果。もっとも、元から少ないそのライフではあまり意味もないかな」
落ち着け、落ち着け。ライフ半減と聞けば確かにとんでもないことだけど、350バーンとして考えればぜんっぜんたいしたことない効果だ。おまけにあの効果は1回しか使えない、あとはもう目の前にいるのはただの火力馬鹿。まだ戦える!
「永続魔法、水舞台を発動!」
霧の街のあちらこちらに熱帯の海を思わせるカラフルな岩やイソギンチャクが生え、街並みが水没してさながら水中都市、というかぶっちゃけ廃墟のような有様になる。
「さらに、キラー・ラブカを守備表示で召喚。これでターンエンド」
キラー・ラブカ 守1500
今僕の使った水舞台は、フィールドに存在する限り僕の水属性モンスターが水属性以外には戦闘破壊されなくなるという強力な効果を持っている。とにかくこれで1ターンでも時間を稼いで、ディメンション・スライドや激流葬といったモンスター除去のカードを引けば……!
エド LP2400 手札:1
モンスター:D―HERO ドグマガイ(攻)
魔法・罠:なし
場:ダーク・シティ
清明 LP350 手札:2
モンスター:キラー・ラブカ(守)
魔法・罠:水舞台
「そんな消極的な手で時間稼ぎのつもりか?僕のターン、ここから僕もドローができるようになる。これで、お前はもう終わりだよ」
「なっ!?」
「確かに今、僕の手札にサイクロンなどの魔法・罠除去のカードはない。だが、もうそんなものは必要ない!カモン、ダンクガイ!」
D―HERO ダンクガイ 攻1200
どことなくバスケットボールのプレイヤーを思わせる出で立ちのディーヒーロー。彼が念を込めるとその右手に、光の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ