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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
紅の殺意
第25話
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≪ドカッ??≫
キリト『グッ??(何っ、盾で……??)』
ヒースクリフは盾を使って、キリトの腹に強烈な一撃を加えた。これにはキリトも驚いた。この攻撃で、キリトは後方に吹っ飛ばされた。

キリトが起き上がると、ヒースクリフはキリトに接近、キリトは2本の剣で攻撃を躱して一旦ヒースクリフと距離を取った所で、キリトは二刀流ソードスキルWクリムゾン・スプラッシュWを発動してヒースクリフに襲い掛かった。攻撃は盾で受け流されたが、最後の一撃がヒースクリフに命中、ヒースクリフのHPは少し減ったが、それでは勝敗は決しない。
するとヒースクリフは、キリトと距離を取った。
ヒースクリフ『中々だな。』
ヒースクリフはキリトを賞賛した。
キリト『そっちこそ、油断の隙も無いな。』
キリトはヒースクリフに言って返した。

そして2人は同時に地面を蹴り、ソードスキルで応酬した。キリトの攻撃は、ヒースクリフの盾によって躱されているが、全てではない。数撃程は命中している。だが、勝敗を制する程ではない。

そうこうしている内に、2人のHPは6割辺りまで削れた。

するとキリトは畳み掛けるべく、二刀流の奥義技Wスターバースト・ストリームWを発動。
その攻撃は盾で躱されるも、ヒースクリフには焦りが見られる。
15撃目で、ヒースクリフの盾が大きく側面に振られた。しかも、キリトとは1mあるかないかくらいしか離れていない。
キリト『もらった??』
勝利を確信したキリトは16撃目の攻撃を浴びせようとしたその瞬間…、
瞬間移動と言っても過言ではない速さで、ヒースクリフは盾を左側に動かし、最後の一撃を躱した。
キリト『??(何が…起こったんだ??)』
あまりの出来事に、キリトは驚きを隠せなくなった。その直後、奥義技を発動した事で無防備となったキリトに、ヒースクリフは神聖剣で一撃を加えた。
この一撃で、ヒースクリフがデュエルを制する事となった。

ーーーー

キリト『(一体…何が起こったんだ??)』
キリトは信じられなかった。“俺は負けたのか?”と思いながら……。
その時、ヒースクリフはキリトに軽く一瞥すると、その場を後にした。

その後キリトとサチは約束通り、<血盟騎士団>に入る事となった。

ーーーーーーーーーー

その10分後…、
キリト『何だよこれ??』
キリトはアスナの手によって、<血盟騎士団>のユニフォームを着させられたが、その格好はキリトが想像した物では無かった。キリトは地味なユニフォームを頼んでいたのだが、アスナが用意したのは、明らかに派手な純白なユニフォームであった。
キリト『これ本当に地味な奴かよ??』
アスナ『当たり前よ。』
キリトはアスナに文句を言ったが、アスナはそれを突っ張ねた。
一方のサチの方は…、

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