暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1023話
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たそれらの加工品は家で作られる食事の材料になったり、あるいはバーベキューをする時とかに使ったり、はたまた俺の非常食となったりもしている。
 取りあえず崇継達はここで何個かウィンナーやベーコン、ハム、牛乳、チーズといった物を購入し、満足しながら牧場を後にする。
 その後に向かったのは、門世界で倒した古代龍の骨格標本や、ゴブリン、オーク、オーガといった者達の剥製やら標本やらが飾られている、一種の博物館。

「これは……大きいし、こうして骨だけを見てもその強大さが想像出来ますね」
「ああ。純粋な大きさで言えばBETAの要塞級よりも小さいのだろうが、感じる迫力は大きく違う。これは、ドラゴンだからこそか?」

 恭子と崇継が言葉を交わしているが……ぶっちゃけ、BETAが相手だと古代龍であってもどうしようもないと思うんだよな。
 いや、普通のBETAであれば古代龍ならなんとでもなると思うが、光線級と重光線級が相手だと古代龍でもあっさりと撃墜されると思う。
 門世界はファンタジーという意味ではかなりの重要度だったが、それは結局そこまででしかないしな。

「これを倒したのが、アクセルなのかな?」
「ああ。ハイエルフの集落を襲っているところに出くわしてな。成り行きで戦う事になった。……まぁ、その結果が今このホワイトスターにハイエルフがいる事に繋がっているんだから、不思議なものだけどな」
「同じドラゴンでも、先程の牧場で見たのとは大きく違いますね」

 骨格だけを見ても、その違いは理解出来るのだろう。恭子の質問に、小さく肩を竦めて口を開く。

「門世界のドラゴンってのは何種類かあってな。弱い奴から順番に翼龍――ワイバーン――、飛龍、成長した亜龍=新生龍、古代龍って具合になっているらしい。……まぁ、この辺に関してはハイエルフを纏めているホドリューからの聞き囓りだが」

 もしも門が崩壊しなければ、古代龍とは言わないが飛龍は欲しかった。実際、飛龍の捕獲に向かわせようとしていたところだったし。

「へぇ。ドラゴンと言っても色々とあるんだね」

 崇継が感心したように呟き、その後は10分程古代龍の骨格標本を眺めてから剥製の方へと移動する。
 ただ、ゴブリンやオークといった代物はマブラヴ世界の住人であれば――ある程度の地位にいる者限定だが――生きているのを映像か何かで見た事がある為か、それ程の驚きはなかった。
 ちなみに、その映像ってのはハイヴの近くに生きているゴブリンやオークを放置してBETAを誘き寄せる生き餌として利用した時のものだ。
 実際に映像とはいえ、生きた存在を見た事があったからそれ程の驚きはなかったのだろう。ただし、オーガは別だった。
 帝都での攻防戦で捕獲したオーガは、量産型Wの強化に役立つ可能性があるということで大切
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