暁の天狼島
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込み所があるんだよ!!
「勝負に能力の差は関係ないぞ、試されるのは心だ」
「ふぇ!?勝負ですか?」
「治療がなんで勝負になるんですか?」
「ちょっと!!ウェンディが怯えるじゃない!!」
「始まった・・・」
「エルザさんってやっぱり妖精の尻尾なんだね〜」
エルザさんに勝負を吹っ掛けられ、ウェンディは涙目になり、シャルルは怒鳴り、俺とレビィさんは呆れ、セシリーはなぜか大爆笑していた。
エルザさんは近くの木箱に座ると足を組み、ナツさんたちに言う。
「さぁ素直に言ってみろ、痛いところはどこだ?まずは熱を測ってやろうか?それとも、注射がいいか?」
「ったく。何が始まったかと思えば・・・」
「イカれてるぜ」
「うんうん」
グレイさんたちはエルザさんを見てそう言う。でも、行動と言葉が合致してないですよ?
「ちゃっかり割り込むなっての!!」
「ちゃんと並べよてめぇら!!」
「オス共!!」
「なんで〜!?」
なんと俺たちの列に並んでいた皆さんは全てエルザさんの方へと並びました。おまけに、さっきまで並んでなかったギルダーツさんやラクサスさんまで向こうに並んでいた・・・なんて人たちだよ・・・
「ほ・・・ほら!少し休めるからよかったじゃない!!」
「やっぱり、お胸の差でしょうか・・・」
「!!」
ウェンディはさっきまでの天使の笑顔から一転、しょんぼりと肩を落としていた。
慰めようとしていたレビィさんもウェンディに胸のことを言われ何も言えなくなっていた。
「包帯を巻くというのは、なかなか難しいものだな」
「「だぁーー!!殺す気かぁ!!」」
エルザさんに並んだグレイさんとガジルさんは包帯でがんじがらめにされていた。何がどうしてああなった?
「グレイ様、お仕置きするより、お仕置きされる方が好きだなんて・・・ジュビアショック」
「ガァジィルゥ!!」
ジュビアさんはグレイさんを見てハンカチを噛みしめ、レビィさんはなぜかガジルさんを見て怒っていた、
「こうなったら!!ウェンディもナース服に着替えて対抗だ!!」
「ちょ!?それはいやー!!」
きっとエルザさんはナース服だからみんな付いていったんだ!!だったらウェンディもナース服に着替えれば対抗できるに決まってる!!
「気のせいか、悪魔の心臓との戦いが、遠い過去のようだな」
「さっきまで僕たちあんなに大変だったのにね〜」
「まぁ、いつものことだから」
「それが妖精の尻尾です!!」
俺たちのそんな光景を見て呆れながらもそう締めくくった。マスターとミラさんは何やら話していたけど、俺たちはそんなのお構いなしに大騒ぎしていた。
そのころ、|悪魔の心臓《グ
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