第23話
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筈も無い。
そして袁紹も手詰まりだ。彼も華琳と同じく実を、というより花張角と実兵力を狙っていたわけだが、黄巾達の心は既に華琳の言葉により埋め尽くされている。
ここでどのような言葉を投げかけても所詮は二番煎じ。彼女以上の効果は出せないだろう。又、そのような情け無い役を演じるほど自分を捨ててはいない。
唯一彼に出来る事と言えば華琳と郭嘉の策、自分という異変イレギュラーをも利用してみせた彼女達を天晴れと褒め称えるくらいしか―――
「――とでも思っているのだろう? 華琳」
「……」
「フハハハハハ! 笑止!! 我は誰の範疇にも収まらぬ、それこそが『我』故に」
そこで大人しく見ているが良い――そう言葉を残し袁紹は、華琳の言葉で満たされた黄巾達の前に出た。
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