第二十四話 浦少佐!俺の胃袋は異次元だ!!その十
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彼はジャスティスカイザーと対峙した、その巨体で二人を見下ろして言うのだった。
「では相手を務めさせて頂く」
「おい、何だよこのでかい人!」
「俺達より六十センチ以上でけえぞ!」
二人はまず浦の大柄さを言った。
「声優の悠木碧さんより一メートルは高けぞ!」
「悠木さんこのおっさんの胸までねえんじゃねえのか!?」
こう言うのだった。
「女性の声優さんって小柄な人多いけれどな」
「大亀あすかさんも小さいんだよ」
「あと志村由美さんな」
「一五〇ない人も結構いるんだよな」
一五五ない人となるとさらに多かったりする、声が高い人が多いので小柄な人が多いのかも知れない。人は何故か声が高いと小柄になる傾向があるのかコロトゥーラ=ソプラノも小柄な人が多くワーグナーのテノールであるヘルデン=テノールやバス歌手は大柄な人が多い。あの名バリトンディートリッヒー=フィッシャー=ディースカウも一九〇あった。
「その人達と比べたらな」
「めっちゃでけえじゃねえか」
「ファイズの花形社長よりまだ五十センチ高けぞ」
「あの人のでかさもびっくりしたけれどな」
「大きさは気にしなくていい」
その大きい人からの言葉だ。
「私は阪神ファンだ」
「ああ、でかくてもか」
「巨人ファンじゃねえんだな」
「それで進撃の巨人でもねえか」
「ましてや変異種でも」
「違う」
浦はこのことも否定した。
「私はそうした巨人ではない」
「そうか、まあとにかくな」
「このでかい人が俺達の今度の相手か」
「フードファイト対決の」
「そういうことか」
「そうだ」
特別の今回の審判は大阪市長である、アニメ化の際顔はあの某H市長に似せると市からクレームがつくので目線かモザイク推奨である。
「君達の相手だ、ついでだから言っておくが」
「ああ、何だよ」
「おっさん俺達に用かよ」
「君達は負けたら道頓堀に放り込む」
何と今回は罰ゲーム付きだった。
「大阪市の議会で議決されたからな」
「そんなの何時決まったんだよ」
「初耳だぞ、おい」
二人は市長に対してクレームをつけた。
「っていうか何で俺達が負けたらだよ」
「このでかい人が負けても何ともなしかよ」
「なしだ」
はっきりと答えた市長だった。
「当然のことだ」
「おい、そこまであからさまなダブスタないだろ!」
「某A新聞、テレビ以上のダブスタじゃねえか!」
「待てこらこのおっさん!」
「大阪市!俺達に恨みでもあるのか!」
「これまでの行い思い出せカス!」
観衆のおっさんの一人が二人に怒鳴って来た、今二人がいる場所は難波の自由軒の横の映画館前である。日活ロマンポルノらしきものも上演している。そこに食事の場も既に用意されている。
「道頓堀位で住んでええと思え!」
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