六話:放課後の日常
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な、この能力のおかげでチョコミントは守られたんだぞ、ルカ」
溶けないうちにパクパクとアイスを食べながら返答しているとリオちゃんとコロナちゃんが帰ろうとしていたので最後にエールだけ送っておく。
「頑張れよ、運良く起きられたら応援に行くからな」
『ありがとうございます!』
うん、どこかのツンデレとは違って素直に俺の激励を受け取ってくれるいい子だ。
きっと、二人とその友達ならいい結果を残してくれるだろう。
そんなことを思いながら見送っているとなぜか、信じられないような顔でハリー達に見つめられた。
毎回毎回なんなんだ、一体。
「今まで休日は“寝る”の一言で誘っても来なかったお前が、応援…だと!?」
「やけに失礼な言い方だな。まあ、事実だが」
「おい、どうしたんだ、お前。もしかしてさっきのダイブで頭打ったのか?」
「やめてくれ、本気で心配されると流石の俺もへこむぞ」
凄く不安そうな顔で俺の頭に手を添えてくるこいつらは親切のつもりかもしれないがこの上なく俺を馬鹿にしていることに気づいているのだろうか。
……朝に弱いのは周知の事実だけどな。
今年はジークの飯の準備ぐらいしてやろうと決めたから仕方ないんだ。
そう、説明したらますます心配されて脳の病院に無理やり連れていかれそうになったのは本当に解せない。
……俺ってこいつらに一体どう思われているんだ?
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