六話:放課後の日常
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まさか……ついにカツアゲを始めたのか!?」
「あいつらはそんなこた、しねえよ」
「番長に言われても説得力が……あるな。お前いい子だもんな」
不良ズが小学生らしき二人の少女となにやら話していたので最初はカツアゲかと思って嬉しくなったがハリーに言われて考えを改め直すどこに出しても恥ずかしくない、いい子である不良ズがそんなことをするはずがない。
……不良ズって名前がもはや違和感しか感じないな。
今度からいい子ちゃんズと呼ぶことにしようか。
「おーい、何やってんだ、お前ら」
『あ、あなたは!』
何か、ツインテールの子と八重歯が可愛い子がハリーを見て驚いている。
迷子になったときに助けてもらったのだろうか?
『砲撃番長として名高い、ハリー・トライベッカ選手!』
「お、おう。そんな凄いもんでもねえぞ」
「あの、サインもらえませんかー?」
なんだ、ハリーのファンなのか。つまらないな。
ハリーの奴もなれていないのか頬を赤くして照れながらサインを書いている。
ふむ、ここは一つ少女達に現実を教えてやろう。
「ボス、こいつら舎弟にしちゃいましょうか」
「誰がボスだ。勝手に捏造してんじゃねえよ」
「待て! 俺のチョコミントを振りかぶるな! 話せば分かる!」
俺のチョコミントを人質に取り、これ見よがしに振りかぶるハリー。
こいつ……やはり卑劣! そんな漫才を繰り広げているとミア達が少女とインターミドルの話をし始めた。
なんと、少女達は非常に可愛らしい年齢であるにも関わらず今度のインターミドルに友達と一緒に出るらしい。
「その年齢で偉いな、ほら、ご褒美のアイスを進呈しよう」
「おい、それ俺のストロベリーアイスじゃねえか!」
「黙れ、さっきの仕返しだ」
「えーと……仲が良いんですね」
『よくない!』
八重歯ちゃんの言葉にピッタリと揃ってお互いを指差し合ってしまう。
ふむ、これなら漫才コンビとして十分やっていけるだろう。
ところで、この子達の名前は何なのだろうか。
流石の俺も初対面の子どもに八重歯ちゃんなどというふざけた名前で呼んだりはしない。
「ところで名前は何なんだ?」
「あ、私はリオ・ウェズリーでこっちが……」
「コロナ・ティミルです」
「なるほど、名前も容姿も可愛らしいな。お兄さんはリヒター・ノーマンだ、よろしく」
「リーダー、通報しましょう。こいつロリコンっス」
最近は幼女に挨拶をするだけでお縄にかかってしまう世知辛い世の中になってしまったらしい。
「失礼な、俺はyesロリータnoタッチの紳士だ」
「おい、ロリコンを認めたぞ、こいつ」
しまった。ついノリで認めてしまった。
お陰でリオちゃんとコロナちゃんが少し距離を
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