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魔法少女リリカルなのはStrikers〜誰が為に槍は振るわれる〜
第一章 夢追い人
第6話 恋と日本文化と戦いと
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特に気にした風もなく、ラディは苦笑しながらなのは達に早く来てと手を振った。
目の前にぞろぞろと増えていく客を前に初めは訝しげな表情を浮かべていた店員も、自分の間違いに気づいたようで、何度も頭を下げた。
日本人特有の何度も頭を下げるその対応に、ミッドから来たラディは慣れていないのか、おろおろと慌てながら気にしていないと何度も体の前で手を振っていた。
そんなラディを放置しながら、はやては人数を確認し始める。
「えと……大人13人に……」
「子ども4人だね」
大人たちに埋もれ見え辛くなっていた背の低いチビッコ達を数えるところで行き詰まったはやてに代わり、フェイトが答える。
そこでティアナが首を傾げて、誰が子どもなのかを確認し始める。
「えと、エリオにキャロに・・・」
「私とアルフです!!」
「うん♪」
ティアナが数えたエリオにキャロに、自己申告したリィンとアルフがチビッコに認定された。
これにて人数確認と内訳の確認も終わり、さぁ風呂に入ろうかとした矢先、不満を持つ者が数名現れる。
「あれ? ヴィータ副隊長は子ども?―」
「?―あたしは、大人だ !!」
一人はスバル。
見た目からして子どもなヴィータをチビッコ枠に入れようとするが、心外だと眉根を釣り上げながらヴィータが即座に噛みついた。
そしてもう一人は、機動六課の新戦力、ラディオン・メイフィルス。
「13歳は流石に大人扱いか……高いな」
ヴィータとは逆に大人扱いされたことに顔をしかめるラディ。
話を聞いたときよりは大分印象が良くなったとはいえ、未だ風呂に入るだけなのにお金を払わなくてはいけないことには抵抗があるのか、納得いかなさそうに料金表を睨んでいた。
「ではこちらにどうぞ」
「先に会計済ませとくから、先行っててな」
そんな二人に構っていては話が進まないと感じたのか、受付を早々に済ませたはやてが、財布を取り出しながら他のメンバーを先へと促した。
はやてに会計を任せ、口々に礼を言いながらなのは達は奥へと進む。
夕飯から向こう色々あったものの、任務でかいた汗を流せることになのは達は一様に嬉しそうに顔を綻ばせていた。
しかしこのとき、誰も予想はしていなかっただろう。
この後、浴場へと進んだその先に、一つの小さなハプニングが待っていようとは……
○●○●○●○●○●○
エリオ・モンディアルは、絶体絶命の危機に陥っていた。
第97管理外世界にある惑星の一つ、地球。時空管理局の力の及ばないこの世界において、エリオ・モンディアルは、敵の奇襲に遭い、応戦していた。
敵の波状攻撃はエリオに休む間も思考する暇も与えず、今もまた奇襲部隊の主軸をなす一人が攻撃をしか
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