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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-A竜の脅威〜The 1st task force : Dragon Head
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†††Sideなのは†††
ミッドチルダに現れたリンドヴルム、その複数の実行部隊を逮捕するために、私たち機動一課・臨時特殊作戦班は3チームに分かれて対処に動いた。私とヴィータちゃん、そして対神秘戦闘の基点になるルミナちゃんとベッキーちゃん(敬称は何でもいいって言うことでさん付けにしたら、ちゃん付けの方が新鮮で良いってことだったから)の4人は、ミッド東部のラッセン地方へ向けて移動中。
「このリンドヴルムの方たちもオールドー・デ・ソルを持っていますね」
ベッキーちゃんがそう指摘する。私たちがいま居る輸送ヘリの貨物室にはモニターが1枚と展開されていて、これから私たちが相手をするリンドヴルム兵6人と、機動一課・アース分隊の人たちが映ってる。そしてリンドヴルム兵の1人が、あの太陽の杖を持ってた。シャルちゃんとシャルロッテさんが言うには、あの杖をどうにかさえすれば、私たち普通の魔導師でも戦えるっていうことだけど・・・。
「私とベッキーで、まずは杖持ちを――」
「ルミナさん。杖持ちは私と供だけでどうにかします。なのはさん、ヴィータさんと共に他の兵の対処を」
ベッキーちゃんが十数個の鈴が付いてるデバイス(巫女さんが舞とかによく使うアレ、えっと・・・神楽鈴?)“ドゥーフヴィーゾヴ”を揺らしてシャラァン♪と音を鳴らすと、貨物室の空気が変わった気がした。ヴィータちゃんが「喚んだんか?」って訊ねる。
「はい。私の供――五精霊です」
ベッキーちゃんの固有スキル・五行契約は、ベッキーちゃんの出身世界の精霊を使役するっていうもので、対神秘戦には絶大なアドバンテージを誇る、ってシャルロッテさんは言ってた。精霊。神秘の塊。私たちのチームの最高戦力だ。この1ヵ月、海鳴市でベッキーちゃんの精霊さんと何度か戦ったけど、確かに傷1つ付けられなかった。
「・・・判った。杖持ちはベッキーにお願いしてもらう。ベッキーが杖持ちを潰した後、私、なのは、ヴィータの3人で残りの兵を片付ける。それでいい?」
「うん」「おう」
ルミナちゃんに頷き返す。そして・・・
「――さぁ、いよいよ現着だ。お嬢さん達、戦闘準備は整ってるかい?」
アース分隊専属輸送ヘリのパイロット・ヴェノム二等陸士の問いに「はいっ!」私たちは力強く応じた。ヴェノム二士が「良い返事だ。今からハッチを開ける。強風が入り込むから気を付けてな」そう忠告を入れてくれた後、ヘリの後部がゆっくりと開いた。
「よーし、行って来い!」
「じゃ、私から先に降下するから。みんな付いて来て!」
ルミナちゃんがまず飛び降りた。続いて「先行くぜ!」ヴィータちゃんが飛び降りた。ベッキーちゃんを見ると視線が合った。
「えっと・・・」
「それでは、私から先に行かせていただきま
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