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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-A竜の脅威〜The 1st task force : Dragon Head
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たデバイスはアース分隊員が封印して、太陽の杖――神器・“オールドー・デ・ソル”は、ベッキーの精霊の1体、金属を操る精霊によって作りだされた鋼鉄のケースにしまわれた。あとは・・・

「ルミナちゃん、大丈夫かな・・・」

なのはが漏らす。ルミナの奴が心配だ。あっちは武器型の神器だったし、ベッキーが居るこっちに比べるとその危険度はかなり高い。けど、アイツは仮にも拳闘最強の騎士ファオストパラディンだ。そう簡単に負けるはずがねぇ。それだけが、あたしがアイツの勝利を信じる要因だ。

「ヴィータさん、なのはさん。ルミナさんの元へ参りましょう。まだ戦闘が続いているようであれば加勢したほうがいいです」

「あ、うん。そうだね」

「おう。急ごうぜ」

まずはアース分隊に一言断りを入れる。許可が降りたことであたし達は空へと上がって、ルミナとヘッド1っていう奴らのリーダーが戦ってる場所へと向かって飛んだ。ルミナは割とすぐに見つかった。なのはがクレーターを見つけたからな。
すぐそばに降り立って、別のアース分隊員に付き添われていたルミナに「さすがだな」あたしは声をかけた。ルミナは手や上半身に包帯を巻いていた。それだけヘッド1って奴の神器がヤバかったんだ。

「ルミナちゃん、大丈夫!?」

「大丈夫。この程度の傷で騒ぐようなものじゃないよ」

ルミナは満面の笑顔を浮かべて、ピースサインをあたし達に向けた。なのははピースサインを返し、ベッキーは「信じていましたよ」と微笑んだ。あたしは「騎士だもんな」って返しながら、担架に乗せられて救急車両に乗せられるヘッド1を見た。顔面がものすげぇ腫れてた。どんな攻撃を喰らったんだよ、アイツ。

「まぁとにかく私たち東部担当チームの任務は完了。南部へ戻ろう」

「おう」「うん」「はい」

いくら魔術を扱えるフィレスが側に居るにしてもやっぱはやてとリインの事が気になるしな。つうわけで、あたしらは役目を全うして、輸送ヘリに乗り込んで集合場所の南部へ戻ることになった。


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