episode6 ーToon Worldー
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ーモンズ・ドラゴンでブルーアイズを攻撃!煉獄のヘルフレア!」
「ッッ!ワタシは『トゥーン・キンクダム』の効果により破壊を無効にします!」
「けど、ダメージは通る!」
放たれた獄炎はブルーアイズを呑み込み、さらにペガサスまで及ぶ。ペガサスは炎に呑まれ思わず苦悶の声を漏らすもすぐに立て直す。
(残りライフは1500!このまま通れば!!)
「私はこのバトルフェイズ終了時、ブラック・デーモンズ・ドラゴンのエフェクトを発動します!墓地の『真紅眼の黒竜』をデッキへと戻し、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」
「やらせませんっ!トラップカード『ダメージ・トランスレーション』を発動シマース!」
「なんっ?!」
黒い影がフィールドへと現れ、ブラック・デーモンズ・ドラゴンの放った炎を受け止めてしまう。そして、半減させられたダメージはペガサスのライフを削りきれず、僅かに300だけ残してしまう。
「このターンワタシが受ける効果ダメージを半分にし、そして、このターンの終わりに受けた回数分だけ、フィールドに攻守0レベル1の『ゴースト・トークン』を召喚します。」
ケタケタケタと不気味な笑い声を上げるゴーストがペガサスの周りを飛び回り、レンカを挑発する。
「わ、私はカードを一枚伏せ、ターンエンドです。」
「私のターン、でーす!ドロー!ふふ、レンカ ガール。あなたのパワーだけに頼らないタクティクスは素晴らしいデース。But、それも対策されてしまえば力を100パーセント発揮できまセーン。」
「くっ……」
ペガサスの言葉はどうしようもないほどに正論で、悔しそうに表情を歪める。
「けど、あなたは若い。まだこれからもっと強くなれまーす。しかし、そのためには人は敗北を学ばなければなりマセーン。だから、私はあなたにデュエルを申し込んだのでーす。」
決して、デュエルディスクを投げつけられたからではありませんよ?と微笑みながら。
「……私は、……ない」
俯いたまま、ボソリと呟く。そして、ゆっくりと顔を上げるとペガサスをしっかりと見据え、
「私は、まだ、負けてない、です!」
啖呵をきった。
「ほう、ならば!私は儀式魔法『イリュージョンの儀式』を発動シマース!」
「っ??……それは!」
トゥーン以外のペガサスのもう一つの切り札。それが今使われ、驚きを露わにする。
「『ゴースト・トークン』を生贄に、現れなさーい!『サクリファイス』!」
単眼が描かれた壺へと贄が入れられるとゴポゴポと音を立て揺れ始める。
そして、真っ二つに割れると青黒い肉の塊がペガサスのフィールドに現れる。
「……さ、サクリファイス??」
「Yes。遊戯ボーイ以外に使うのは久しぶりですが……。
『サクリファイ
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