episode6 ーToon Worldー
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う言うとレンカの方へと向き直る。
「え?……私?」
「Yes。あなたの決闘は素晴らしかったのデース。本来なら、このままカードを渡してもいいのですが……、デュエリストの性と言うのでしょうか?レンカ ガール、あなたのデュエルを見て、一戦お願いしたくなりました。」
レンカへとニッコリと笑みを作り、語りかけるペガサス氏。
一方のレンカは、その笑みになんとも言えない圧力を感じた。
「あの……怒ってます?その……ぶつけちゃった事。」
「ノー。そんな事くらいで怒るわけアリマセーン!」
ただそう言うペガサス氏の目は全く笑っていない。
そして、その額にはくっきりと決闘盤が衝突した痕跡が残っている。
「……怒って、ます、よね?」
「…………。怒ってるなどアリマセーン。ワタシがそんな事で怒る子供だとお思いですかー?」
おずおずと尋ねるレンカとやはりニッコリと笑いながら返答するペガサス氏。楓は何度か繰り返されるやり取りを見ながら此処に大きな子供がっ??と内心で叫びたいのを我慢していたりする。
「それでは、早速デュエル……と行きたいのですが、ここでは狭いので廊下でやりますか。」
「あー……はい。わかりました。」
本当にやらなきゃいけないのか。と内心で愚痴りつつ、デュエルをするための準備をする。
三人共が廊下へと出るとレンカとペガサスの両名は向かい合い、決闘盤を構える。
「それでは、始めましょうか?決闘??」
「っ。……決闘??」
「……私のターン、ドロー!先ずはマジックカード『紅玉の宝札』を発動!手札の『真紅眼の黒竜』をコストにし、二枚ドロー!さらにデッキから『真紅眼の黒炎竜』を墓地に!
さらに『天使の施し』を発動!三枚ドロー、二枚捨てます。最後にカードを二枚伏せます。」
二度の手札交換の末、レンカがフィールドに出したのは守備を固める伏せカード二枚のみ。
「おや?レンカ ガール、モンスターを召喚しないのですか?」
「いえ、まだ私のターンは終わってません!エンドフェイズ時、墓地の『真紅眼の飛竜』の効果を発動します!通常召喚を行っていないターンの終わりに自身を除外する事で墓地の『レッドアイズ』を特殊召喚します!甦れ、『真紅眼の黒炎竜』!」
「Woh!生贄無しで、レッドアイズですかー!ワンダフルデース!」
漆黒の体躯に火炎を纏ったドラゴンが勇ましい嘶きを上げつつ、飛翔する。
その光景に感動したのか些かオーバーなリアクションを取ってみせるペガサス。
「じゃあ、ワタシのターンデース。ドロー!
ところで、レンカ ガール?貴女はカートゥーンが好きですか〜?」
「へ、あ、はい。」
「それは良かったデース。最近は、3Dや実写などが増え、子供
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