episode6 ーToon Worldー
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の快勝に思わず舞い上がり、その拍子につまづき、ソファへと顔面からダイブしてしまう。それからは、日頃の疲れか、はしゃぎ過ぎた事が原因かスヤスヤとおやすみになってしまったとの事。
そして、ペガサス氏曰く、
どうやらレンカに用事があり、部屋を訪ねた時、ソファで倒れ伏す女性を発見。心配に思い、安否を確認しようとした際にテーブルの上に置いてあった飲みかけのトマトジュースを溢してしまい、オロオロとしていたとの事。
こうして、レンカが控え室についた時、殺人現場(仮)ができていた次第である。
要するに……
「……楓さんが悪いです。」
「け、けど!レンカさんが早とちりしなければ、ペガサス会長がイタイ目みなくて済んだんですよ?!」
「なっ?!だ、アレ見たら誰だって不審者に思いますよ!」
「オウ、レンカガール……。ワタシの事、さりげなく貶めていませんか?」
「ところで、私に用件って……?」
「オーウ、ようやくその話ができまーす……。」
ギャーギャーワーワーと女性と少女の口論が繰り広げられる事、数十分。ようやく本題に入る事ができると疲れたように首を振る会長。
「実は、レンカガールに渡したいものがあるのデース。」
「渡したいもの?カードですか……?」
一枚のカードを受け取り、しげしげと見つめる。
渡された『ガード・オブ・フレイムベル』と名付けられたカードはただのレベル1のノーマルモンスター。特に変わった点など……。
「あ、『チューナー』……?」
『チューナー』と言えば、孔雀 舞が使っていた『A・ジェネクス・バードマン』にもついていた名称だ。
何かのカテゴリの一種なのかと考えていると、やはりペガサス氏から説明される。
「Yes。ソレは、ワタシ共、I2社が秘密裏に開発している新たな召喚方のための必須カード デース。まぁ、今はソレはただの通常モンスターなのですが……。」
「新たな召喚方法ですか……。興味深いですね、具体的にはどんなものなんですか?」
楓も興味を持ったらしく積極的に質問をする。だが、ペガサス氏は残念そうな表情を作りながら、首を横に振る。
「sorry。ソレは教えられません。ただ、唯一言える事と言えば……『絆の力』でしょうか?」
デュエル・モンスターズとは全く関係の無さそうなワードに首を傾げ、与えられたヒントで必死に解答を得ようとするが考えれば考えるほどわからなくなっていく。そして、レンカはついに諦めたのか、ぐったりと項垂れてしまう。
「うーぬ、さっぱりわかりませんねぇ?ペガサス会長、そんな睨まない凄いものなんですか?」
「はい、おそらく今の環境がガラリと変わると予想されマース。そのため、この事をお話ししているのは、一部のレベルの高い決闘者達だけなのデース。」
そ
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