大好きな友達のために
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きなりの出来事に驚く。
「ちょ…!!」
「およよよよ…。」
「オイラたちでみんなを助けるんだ!!!絶対助けるんだ!!!!」
ハッピーは叫びながら必死に駆ける。友のために。
「こ、これは…。」
「堕天…。地上“アースランド”の汚れに毒されてしまったエクシードは堕天となる。」
「オオオォオォォーー!!!!メェーーーン。堕天が三人逃走!!!!近衛師団!!!!出撃ー!!!!」
すると、王宮の中が地響きがなる。号令を聞いて近衛師団が集まってきているのだ。
三人を捉えると一気に距離を詰めようと迫ってくる。
三人も逃げながら近衛師団の追撃をなんとかかわししつつ城の外へと出た。
「どいてどいてー!!!」
「何だ何だ?」
「あいつら確か…。」
城下町に出ると市民が溢れ返っており上手く前に進めない。
だが、それは近衛師団も同じで中々距離が詰められないでいる。
「ハッピー!!!このままじゃ捕まっちゃいます!!!」
「待て待てーい!!メェーン!!!」
「あれに隠れよう!!」
ハッピーは近くにあった干し草が入った荷車に隠れた。
それが幸をそうしたのか近衛師団はそのまま荷車を通り過ぎ奥の道へと消えていった。
「これでなんとか…。」
ガタ ゴロ ゴロ
「「!」」
荷車はハッピーたちが入った衝撃で前に傾き坂道に進入していた。
そして、徐々にスピードが乗り出す。
ガガガガガガ
「うわぁぁぁぁぁ。」
「「きゃぁぁぁぁぁっ。」」
次第に荷台車は街を過ぎ平原の坂を滑っている。
「あっ。」
「「シャルル!!!」」
石を踏んだせいで荷台車はバランスを崩し、シャルルが外に放り出されてしまった。
「ハッピー!!エマ!!」
がしっ
間一髪のところでハッピーとエマはシャルルの手を握り荷車に連れ戻す。
「しっかりつかまってて。」
「大丈夫ですか?」
「うん。」
なおも荷車は滑り続けるが再度石を踏み、盛大に空中で崩壊してしまった。
「ううーん。」
「うぅ…。」
「…痛いです…。」
三人はエクスタリアの端に転がっている。シャルルはそこである物を見つけた。
「ハッピー!!エマ!!あれ見て。」
「「!」」
シャルルが指差す方向には巨大な魔水晶が宙に浮いていた。
王都で見るよりも遥かに大きい。あの魔水晶が妖精の尻尾とマグノリアのみんなである事がわかった。
「ここ…!!空に浮かぶ島だったのか!!」
「王都があんなに下にあるなんて。」
つまり、ハッピーたちがいるエクスタリアと並列に並んでいる魔水晶の下に王都がある訳だ。
だが、ハッピーたちは肝心なことに気づいた。翼が使えないのだ。エドラスに来てから翼が出せていない。
どうしようかと思ったその時…、
「おめぇらオィラの畑で何しとるだ。」
「
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