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妖精の義兄妹の絆
大好きな友達のために
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つある魔力を正常化する為だと女王様はおっしゃった。」
「だからって…。」
“いらない人間は殺す”その考えが普通とは考えられないがここにいるエクシードは人間を劣等種と見ている。
それは小さな子供にまで浸透してしまっていた。
「さらに、女王様はこの世界だけでなくアースランドの人間も管理しておられる。」
「人間の“死”を決めてるの?」
「女王様にはその権限がある。なぜならあの方は





神なのだから。」
「神…!!?」

ゴーン ゴーン ゴーン

その時、外でいつかを知らせる鐘が鳴り響いている。
「私たちの任務って何?」
「!」
「私には生まれた時から任務がすり込まれていた。女王の人間管理によって選ばれた















滅竜魔導士ウェンディの抹殺。」
「「え?」」
一瞬シャルルの言った意味が飲み込めなかった。でも、それは紛れもない真実だった。
「ど、どういう事!!?シャルル!!!」
「黙ってて。」
「ウェンディの抹殺ってどういう事ですか!!!…!!!」
その時、二人の頭の中で気付いてしまった事があった。
シャルル…いやハッピーたちに与えられた任務。
「あれ?…それじゃ…オイラたちの任務って…あれ?まさか…。」
「アンタたち…知らなくて幸せだったわね。」
「オイラ/私がナツ/タクヤを抹殺する任務に…!!!!」
ハッピーとエマはあまりにも残酷な現実に耐えきれず頭を抱えその場に膝をついた。
「落ち着きなさいオスネコ!!!メスネコ!!!私たちは任務を遂行してないし遂行するつもりもなかった!!!!
なのにどうして完遂した事になってる訳!!?」
シャルルがニチヤとナディに問い詰める。
「記憶障害か?」
「仕方ありませんよ。“上書き”による副作用は未知数なのですから。」
「答えなさい!!!!」
シャルルはナディの態度に苛立ちを覚えナディに怒鳴った。
「ぼきゅが説明するよ。
女王様の人間管理に従い6年前、100人のエクシードをアースランドに送ったんだ。
卵から孵ると滅竜魔導士を捜索し抹殺するように“情報”を持たせてね。
しかし、状況が変わったんだ。人間の作り出した“アニマ”が別の可能性を導き出したからね。」
ナディは淡々と説明をしている。
「アースランドの人間を殺すのではなく…魔力として利用するというものなんだ。
中でも滅竜魔導士は別格の魔力になるみたいだよ。
なので、急遽キミたちの任務を変更したんだ。









“滅竜魔導士を連行せよ”とね。」















こちら、王都
ヒューズから全てを聞いたナツとウェンディは言葉を失っている。
そこに追い打ちを
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