深淵の領域
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第三者side
「これって・・・」
「動力源って感じじゃなさそうね」
「一体なんなのかな?」
ハッピーたちは先程見つけた謎の物体の部屋へと降りていた。
「グリモアハート、悪魔の心臓・・・まさかな・・・」
リリーはそれを見て、何か感じ取っているようだが、確証を持てないでいた。すると、外から声が聞こえてくる。
『中で声がしたぞ!!』
『バカな!!どうやってこの部屋に!?』
「!!」
「やばい〜!!」
「見つかったわよ!!」
外からした声は悪魔の心臓の戦闘員たちのものであった。
「敵は俺が食い止める。お前たちは、これを停止させるんだ!!」
リリーは戦闘員を抑えるために扉に向かって走り出す。
「停止!?」
「やりましょ!!」
「おっけ〜!!」
ハッピーたちは困惑しながらもこれの停止を行うことにした。
リリーは扉から外へと出て、敵の前に立つ。
「なんだこのちっこいネコは?」
「踏み潰しちまえ」
余裕な態度の悪魔の心臓の戦闘員。
「喰らえ!!」
すると、リリーは敵に向かって何かを投げる。
「「「「「「「「「「うわああああ!!」」」」」」」」」」
その投げた物は次々に敵に命中する。実はこれは、リリーがハッピーたちと共にこの戦艦の動力源を探していた時に誤って壊して閉まったドアノブだったりする。
「このやろう!!やりやがったな!!」
悪魔の心臓の戦闘員たちはリリーを睨み付ける。しかし、リリーが戦闘モードに体を変化させると全員が驚愕した。
「うおおおおおっ!!」
リリーは目の前の敵を殴り飛ばす。
「なんだこいつは!?」
「怯むな!!」
「つぇあーー!!」
一人がリリーに斬りかかろうとしたが、リリーはそれを片手で止める。
「借りるぞ」
「わっ!!俺の剣!!」
その受け止めた剣をリリーは敵から奪い取り、凪ぎ払うように斬りかかる。
すると、その剣にある変化が起きた。
「停止って言ってもどうやって!?」
「色々いじってみるしかなさそうね」
「どれをどうすればいいの〜!?」
ハッピーたちはリリーが敵を食い止めている間に謎の物体を停止させるべく奮闘していた。
「大きさが変化する剣か。我が剣のようだな」
そう、リリーの手に入れた刀はリリーの屈強な肉体に合わせた大きさへと変化したのだった。
「死守しろーー!!」
「この部屋だけは死守するんだー!!」
敵の戦闘員たちはリリーに臆することなく次々と立ち向かって
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