深淵の領域
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その頃、ハッピーたちはというと・・・第三者side
「一体どこに動力源があるんだよぉ」
「これだけ大きな船だから、きっとすごい大きな魔水晶で動いてるはずよ」
「だよね〜?それにすごく厳重に警備されてるはずだよ〜」
ナツに頼まれた悪魔の心臓の戦艦の動力源を探し回っていた。のはいいのだが・・・
「てかなんでこんな通路通ってんだ?」
一番後ろでハッピーたちについていっているリリーがそう質問する。
実はハッピーたちが現在通っているのは、なぜか通気孔なのである。
「そういえばそうだよね〜?」
「そんなの知らないわよ。ハッピーに聞いて」
セシリーとシャルルもハッピーの後をついてきているだけらしく、なぜこんな通路を通っているかわからないようだ。
そして、ハッピーの答えはというと・・・
「なんとなく」
「なんとなくかい!!」
特に考えはなかった模様、リリーはそれに対し突っ込みを入れる。
「でもよくこんなところ見つけたね〜」
「おかげで、誰にも見つからずに動力源をさがせるわ」
セシリーとシャルルの言うとおり、この通気孔はかなり狭い通路のため、人が通ることができない。つまり
警戒されることなく進むことができるのだった。
しばらく、四人は進んでいると、
「あ!!」
ハッピーが何かを発見し、立ち止まる。
「ひゃっ!」
「いたっ!」
「どわっ!」
すると、ハッピーが突然止まったため、後ろをついてきていたセシリー、シャルル、リリーがそれぞれ前の者のお尻にぶつかる。
「ちょっと!!急に止まるんじゃないわよ!!」
「お鼻が・・・」
シャルルがハッピーに対して怒鳴り、セシリーは鼻を押さえて痛そうにしている。
「リリー」
「なんだ?」
ハッピーが突然、リリーに話しかける。ハッピーは首をひねり、リリーの方を見るが、その顔は何やら怒っているように見える。
「当たったね?」
「は?」
リリーは何を言っているのかわからない。
「セシリーがオイラのお尻に当たったってことは、リリーはシャルルの」
「仕方ないだろ!!突然止まったお前が悪い!!」
リリーはハッピーの理不尽な物言いに文句を言う。
ちなみに、歩いていた順番はハッピー、セシリー、シャルル、リリーという順番になっている。
「シャルルのお尻に“ポフッ”て当たったね?」
しかし、ハッピーはリリーの言い分など聞く耳持たずにますますヒートアップしている。
「リリー!!どうなんだね!!」
「お前!!今ここでそこについて文句を言うのか!?そんなこと言ってる場合か!!」
「オイラにとったら大事なことなんだ!!帰ったら決闘だ!!」
なぜかハッ
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