暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1021話
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れている原因になっていた。そう。技術班だ。
 そもそも、技術班の多くは半ば魔法球の中に引き籠もりに近い状態になっている。3-A組でもある葉加瀬も、技術班に入った途端魔法球の中に居続けているし。
 一応四葉が隣の家に住んでいる影響でそれなりに世話をしているらしいんだが、殆ど帰ってきていないという話を聞いている。
 魔法球の中は外の1時間が48時間。しかもエヴァの持っている魔法球と違って時の指輪が融合している影響で魔法球の中にいても年を取らないというのも大きい。
 事実上の不老になっているのを思えば、研究を好き放題に出来る事になる。
 そんな状況である以上、皆が居住区画に帰ってくるよりも魔法球の中に半ば住み込むようになってもしょうがないと言えばしょうがないだろう。
 ただ、さすがに魔法球の存在を教える訳にもいかず、取りあえずは話を流す。
 魔法球は一応シャドウミラーの最重要機密だし。
 とにかく、シャドウミラーのメンバーの中で最も数の多い技術班が魔法球に閉じ籠もっている為に、居住区画はどうしても寂しげな感じになる。
 勿論人が少ないからといって汚れている訳ではない。
 量産型Wがきちんと毎日掃除をしているのだから、それは当然だ。
 だが、綺麗なだけに人が少ないというのが目立つのも事実であり、崇継や恭子達には余計に強い違和感を与えているのだろう。

「まぁ、ホワイトスターの広さに対して俺達の人数が少ないのは事実だからな」

 取りあえずそう告げて誤魔化し……バスは俺の家へと向かう。
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