番外編 リリカルなのは If その2
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それから数日、俺はシャマルの事を探りを入れた。
それで分かったことは少ないが、彼女らは八神部隊長の個人戦力であり、データを見るに10年前から容姿が変わっていないことからある種の魔法生命体であると推察される。
秘匿されている闇の書事件の詳細は閲覧できなかったが、情報を集めるにその首謀者、シグナムが主と呼ぶ八神部隊長を合わせて彼女らが俺たちを殺した犯人だ。
俺は必要最低限以外の接触を絶った。
そうでもしなければ俺はまた彼女らを害しかねない。
まあ、シャマルなど最初からほとんど接点がなかったが…
そんな俺の態度を見かねたようになのはやフェイトが注意してきたが聴いた振りをして実際は無視。
何とか改善させようとしているのだが、やめてくれ。マジでキレそうだから。
そんな鬱屈としていた俺に転機が訪れる。
願っていた…でも会ってはいけない人との再会。
なんだかんだでなのはとティアナが和解して訓練もセカンドフォームの実施が始まった。
俺やソラには最初からリミッターなんて設置していなかったから関係ないのだけれど、ティアナなどはツインハンドガンからツインダガーに形態がチェンジ、その戦闘スタイルすら変わりかねない。
とは言ってもこの部隊には軽量武器の扱いを教えてやれる人は居ない。
そこで俺たちはなのはさんの計らいで第97管理外世界『地球』の海鳴のなのはさんの実家へと赴いている。
実家が剣術の一門派である為に基本だけでもその教えを乞おうと言うわけだ。
今回参加するのはデバイスが刀の俺とソラ、デバイスにダガーが加わったティアナと引率のなのはだけだ。
なのはさんにつれられて俺たちはなのはの実家へと到着し、なぜか一般家庭なのに敷地内に存在する道場へと招きあげられた。
対面に存在するのは一人の女性。
「それじゃ紹介するね。今回の講師の御神紫さん」
見間違えるはずは無かった。
それはあの日突然に別れを告げなければ無かったひとつの日常。
「御神紫です。よろしくね」
そう動きやすそうな練習着に身を纏った母さんが挨拶する。
「はい」
それに応えたのはティアナだけ。
俺とソラは応えられずに押し黙る。
「本当はわたしのお姉ちゃんに頼むはずだったんだけどね、急に都合が悪くなっちゃって。お父さんやお兄ちゃんも都合が悪いし…それでどうしようかって時に紫さんが空いてるからって。紫さんはうちの剣術の免許皆伝の師範さんなんだよ。それでこっちがわたしが教導している子達で」
「ティアナ・ランスターであります」
背筋を伸ばして敬礼のポーズ。
「あ、そんなに畏まらなくてもいいからね」
「そう言う訳には」
「いいからいいから」
昔と変わ
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