番外編 リリカルなのは If その2
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らもオーラは出ている。
念を習得していないのならばソラの円から見つからずに逃れる事は不可能だ。
「なのはさん。あそこのバインドにめがけて砲撃して下さい」
ソラが自分でやるのは面倒とばかりになのはさんに振った。
「え?何も見えないけれど?」
「いいから全力で!手加減無しでお願いします」
「う、うん…レイジングハート」
『ディバインバスター』
魔力の収束が始まる。
「ディバイーーーーーン、バスターーーーーー」
相変わらず鬼のような威力の砲撃だ。
寸分たがわずソラの設置したバインドを貫いて、その奔流はゆりかご下部に当り四散した。
砲撃が終わるとゆりかご下部からまっ逆さまに空中を落ちていく人影が。
「え?あれって?」
「あーたぶんあのメガネだね」
「え!?ちょっと!大丈夫なの?」
「機械なんだから大丈夫なんじゃない?」
「そんな訳無いじゃない!ちょっと何とかしないと」
うえ…正直どうでもいいんだけど…
『レビテーション』
ソラとルナが気を利かせてくれたようで、激突寸前でどうにか落下を食い止めた。
「後は任せます」
「う、うん。ヴィヴィオをお願い!」
なのはさんは一旦俺たちと別れて先ほど撃墜したメガネの逮捕に向かった。
さて、それからしばらくして、制御から離れたゆりかごを、遅れて現れた管理局本局の次元航行艇の砲撃でその質量を残すことなく消失させた。
これでこの騒動は一応の決着を見せた。
その後、部隊長のいなくなった機動六課は速やかに解体された。
部隊長から犯罪に加担していたのだから仕方が無い。
八神部隊長はじめヴォルケンリッターの面々はリンカーコアを厳重に封印されて拘置所送り、裁判を待っている。
その他の面々の殆どは前任の部隊に出戻り。
スバルとティアナは陸士108部隊、ギンガさんの部隊に引き取られたらしい。
キャロとエリオは今はフェイトさんの家で生活している。
未だ身の振り方が決まってないらしい。
ヴィヴィオはなのはさんが面倒を見る事になり、今は二人親子のような生活を送っている。
さて、俺たちはと言うと…
今、俺達は懐かしい一軒家の玄関前に居る。
「アオ」
「うん…」
意を決してインターホンを押す。
ピンポーン
はーい、と言う声が中から響いてきて。
「お帰りなさい。あーちゃん、ソラちゃん」
「「ただいま!」」
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