九校戦編〈下〉
九校戦七日目(5)×赤白龍神皇帝の正体と新人戦優勝の為に四種目出場決定
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ほど、だから織斑少将は私らを呼んだ訳ですな。それなら納得でしょ『風間少佐、今はその呼称やめてくれないか?知らない者にとっては、なぜ俺が少将と呼ばているのか?という詮索をするから』これは失礼しました一真さん」
風間少佐が漏らした口を押えたが遅かったようで、真由美ら三人は知っていても他の幹部らや五十里や服部はなぜそういう風な呼称で呼ばれるのか不思議で一杯だった。だが俺が訂正をしたので、ポーカーフェイスへと戻した幹部らだった。
「三高のモノリス・コードに一条将輝君と吉祥寺真紅郎君が出ているのは知っている?」
「ええもちろん知っていますよ。それも彼らが『クリムゾン・プリンス』と『カーディナル・ジョージ』と呼ばれている事を」
「一条君もだけれど、吉祥寺君の事は実際に新人戦早撃ち時の対戦相手だったから分かると思う。あの二人がチームを組んで、トーナメントを取りこぼす可能性は低いわ。モノリス・コードをこのまま棄権すると、新人戦優勝はほぼ不可能です」
そう告げてから一息してから言った言葉を待っていたかのように、烈と青木と風間が立ち上がって俺の横に立っていた。
「だから一真君・・・・森崎君達の代わりに、モノリス・コードに出てもらえませんか?」
「・・・・ふっ、やはり予想通りの用件でしたな。本来なら蒼い翼特別推薦枠を持っている一真様は既に三種目出場をしたのですから、我々が呼ばれる理由が直に分かるとはこの事のようでした」
「烈に青木はその事もそうだが、二つ程確認したい事がある」
「予選の残り二試合は、明日に延期されたという形となっております。試合スケジュールを変更する事となりましたので、大会委員会では無能な集まりなのでこちらで既に承諾済みです」
「もう一つは怪我でプレーが続行不能の場合は、選手の交代は認められていないようですが、特例で認める事となりましたよ。これは蒼い翼特別推薦枠をフルに使った事と同じでしたが」
烈と秘書の林が俺の疑問二つを答えたので、会長さんが知っている以上にこちらには大会委員会直結の者がいる事によって知る事が出来た。あとはなぜ俺なのかだった。
「なぜ三種目出場した俺に白羽の矢が立ったのでしょうか?知っていると思いますが、私は選手兼エンジニアで三種目優勝という事を果たしました。そして四種目出場する選手というのは、規定違反に成り立たないと思いますがそこら辺の考えはどうなのですか?」
「これに関しては私も十文字君もそれは承知の上でお願いしているのよ。一真君が最も代役に相応しいと思ったから・・・・」
「実技の成績はともかく、実戦の腕なら一年男子の中ではナンバー1だからな」
ここまで任された真由美だけでは物足りないのか、摩利までが説得しようとしてきた。モノリス・コードは実戦ではなく、
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