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魔法科高校の有能な劣等生
一難去って、更に二難?
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司波 達也『劣等生』だ。魔法科高校の革命児と称される程の『劣等生』魔法科高校に現れた希望の堕王子・・・一部の生徒に堕王子と称されている、らしい? 何故、『堕王子』なのか?
その事実を真相を麻花奈は暴こうと司波 達也を調査報告した事が有るが、彼の情報は鍵付き。
所謂『トップシークレット』って奴だ。
国家機密・・・その言葉を麻花奈を熱中させるに十分な言葉だった。
「遂に、明日だな。
『アレ』の調整・・・は?」
「問題ないよ、『アレ』の調整は終わった。
お前専用に改造するのは骨が折れたよ」
無月 零と司波 達也の会話が一部一部聴こえる。
明日―――九校戦開催日。出場用のCADを司波 達也に調整を頼んだのだろう。

『千里眼』

サイオン同数を中間に設定。
無月&達也のプシオン情報を逆算・・・『零』を計算する。
建物の壁を貫通する視力で、彼等を監視するが。
「『黒』色・・・」
奴は唐突に―――現れた。
魔法科高校の校内に安安と普通に、厳重な完備を突き抜け、『黒』色は呆然と。
無月 零の『黒』と重なる『黒』色は・・・国立魔法大学付属第一高校の制服を着ていた。
「え、って事は―――ウチの生徒なの?」
でも、無月 零以外の『黒』は校内で初めて見る。
普段の『黒』色の顔は服のフードで覆われ、顔は解らなかった。でも、その『黒』色と同一人物なら、期待を膨らませマジマジと『黒』色の顔を拝見する。
身長は175cm程度で、体型は細型。
特徴は髪の色。黒と青が混ざった様な複雑な色だ。例えると『蒼』色だ。
――――似てる、無月 零に。
その雰囲気は独特で、その瞳は『カラ』で、『その視線』は無月 零に向けられている。
「・・・・良かったな、零」
その言葉、その口調は―――重なった。
無月 零と重なったのだ。
何故、『黒』色は無月 零を監視するのか解らない。
その理由は、多分複雑で、麻花奈は理解する事すら叶わない。理解する事を放棄すれば別の方角で、見れば或いは理解する事も出来たかも知れない。そんな複雑な心理の奥深くで、麻花奈は彼等を監視するのだった。

『魔法科高校・体育館』

CADの調整を終えた生徒達は司波 達也の調整作業を見て、疑問を抱いていた。
彼の作業は正確な作業・・・その正確な作業を生徒達は理解出来た。
疑問を抱いたのは、その作業方法だ。
『マニュアル作業』手動の作業で、達也は九校戦出場メンバー担当選手のCADを調整する。その作業を初めて見る者は達也の行動に、無意味さを感じるだろう。
達也の調整は『マニュアル』
『オート』に比べれば時間も手間も掛かる。
マニュアル作業は完全に手作業で、オート作業は完全に機械任せ。
が、達也のマニュアル作業はオート作業と同等のスピードで行われている。

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