マブラヴ
1020話
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ーがどんな場所なのかを見て、体験して貰うのには丁度いい時期だろ」
「……ありがとうございます」
恭子が頭を下げているのに小さく首を振る。
「今も言ったが、元々タイミングを見て呼ぶつもりではあったんだ。ただ、連れていく人数は相当数制限させて貰う事になると思う。その辺の詳しい話し合いはエザリアとやって貰うだろうが、恐らく護衛に関しても1人程度が精一杯ってところだろうな」
この辺に関してはしょうがない。出来ればもう少し護衛の人数を多くしてもいいとは思っているんだが、どうしても人数が多くなれば目が届かなくなる。
勿論各種防犯カメラの類や、量産型Wによる監視の目はあるが、一応最初という事でその辺に関しては勘弁して貰おう。
「ですが、それでは……恭子様にしても、崇継様にしても大事なお体です。もう少し護衛を増やす訳にはいきませんか?」
「護衛に関してはこっちでも用意するから、あまり心配するな」
「……如月、その辺にしなさい」
「恭子様!」
「如月、私はその辺にしろと言ったのよ?」
「……申し訳ありませんでした」
その言葉を発した恭子は、先程まで如月にからかわれていたのと同一人物だとは思えぬ程に凜とした表情を浮かべていた。
この辺はさすがに五摂家の生まれと言うべきなんだろう。
「ま、護衛に関しては本当に心配するな。恭子にしろ、崇継にしろ、俺が案内をする以上は絶対の安全を約束するよ。それに逆に考えれば護衛は1人連れていく事が出来るんだ。その分腕利きの護衛を選べばいいだけだろう?」
そう告げると、如月は渋々とだが頷くのだった。
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