第二十四話 浦少佐!俺の胃袋は異次元だ!!その四
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「蟹道楽は行ってないらしいですけれど」
「あそこの辺りには詳しいんですよね、そこそこ」
「そうだ、だからあの場所が今回の舞台になった」
これもまた裏事情である。
「ではいいな」
「はい、朝四時に起きてまず飯食います」
「そっから走ってきます」
「あと風呂も入って」
「そっちでも腹減らして」
風呂もまたカロリーを消費するので空腹に貢献するのだ、入浴して少し経ってから食べるとフードファイトにもいいだろう。
「で、行きます」
「仕事前には水分も摂らないで」
「極限まで腹空かせますんで」
「期待してもらって結構です」
「頼んだぞ、尚浦少佐はだ」
その相手である彼はというと。
「力士やレスラー並に食べる」
「それは強敵ですね」
「力士とかレスラーですか」
つまり食べることも仕事の人達に匹敵するというのだ。
「それは強敵ですね」
「ああした人達並って」
「日帝衆もまた食べることもまた仕事なのだ」
今明かされる、もっと言えば今思いついた設定である。
「だからだ」
「食うのも仕事で」
「量も食えるんですね」
「それこそ力士かレスラー並に」
「ガチで」
「バイキングも真っ青だ」
シェークスピア曰くその食事の量で欧州を食糧危機に追い込んだ彼等ですらというのだ。
「それこそな」
「じゃあちょっと俺達も」
「覚悟が必要ですね」
「相当に食わないと」
「負けますね」
「そうだ、手段は問わない」
それこそとも言う悪田部だった。
「何としてもだ」
「勝て、ですね」
「それだけですね」
「そうだ、それとだ」
ここでこんなことも言った悪田部だった。
「この作品は教育作品だ」
「ええ、健全な青少年と大人を育成する」
「そうした作品ですよ」
二人もこのことは強く言う。
「清く正しく美しく」
「そうした人を作る作品です」
「俺達っていうヒーローを見せて」
「そうしてですからね」
「君達のことはともかくとして教育作品だ」
NHTでアニメ化される様なだ。
「だからここで言っておくことがある」
「俺達みたいな人間になれ」
「そういうことですね」
「そうではない」
悪田部は二人の今の発言は完全スルーだった、そして言うことは。
「大食漢イコール肥満という認識だが」
「ああ、それは違いますね」
「痩せの大食いっていますからね」
「故いかりや長介さんもですよね」
「一日五食だったそうですし」
「そしてデブで悪人はいないというが」
とあるドラマで主人公が言っていた言葉だ。
「実際はそうでもない」
「はい、痩せていても太っていても悪人はいますね」
「しっかりと」
「善悪は体型や職業や趣味、経歴で決まらない」
「ですよね、それは」
「普通に」
「確かに
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