第二十四話 浦少佐!俺の胃袋は異次元だ!!その二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
悪田部の横にいる伊藤にだ、こう言ったのだった。
「どうですかね、そうしたサイトの立ち上げは」
「それで宣伝するってのは」
「俺達的には悪くないと思いますけれど」
「伊藤さんはどう思いますか?」
「そうですね、私もサイトを持っていますが」
伊藤は二人から持ち掛けた相談に自分の経験から話した。
「普通のサイトではです」
「人が来ないですか」
「普通だと」
「はい、私は主人との生活をハンドルネーム、そして顔をぼかして公開しています」
「顔を、ですか」
「ぼかして」
「はい、コスプレをしたりしての夜の生活を画像、動画と共に毎日更新していますが」
よくあるアダルトサイトをというのだ。
「こうしたものは自然とアクセスが増えます」
「ああ、そういうのはですか」
「普通にアクセス増えるんですね」
「はい、普通のサイトやブログよりも」
そうだというのだ。
「アクセスが上がります」
「ですか、アダルトですか」
「ネットはアダルトなんですね」
「じゃあ俺達も十八になれば」
「エロサイトやってみますか」
エロの前には当初の目的なぞいとも簡単に忘れる二人であった。
「妄想小説でも書きますか」
「人妻、未亡人、年上のOLさんとの秘密の関係」
「全部嘘にしても」
「そういうの画像付でやってみます」
「そうしたら人気出そうですし」
「それがいいかと。アクセスアップを目指されるのなら」
特にアフィリエイトをやっているのならだ、まさにアクセス数の増加は命だ。それで伊藤も二人に話すのだった。
「アダルト、それもハードであればハードである程です」
「いいんですね」
「そうしたものですね」
「はい、そして毎日更新です」
これも大事というのだ。
「更新しなくてはです」
「サイトはどうにもならない」
「人も来てくれない」
「何につけても更新」
「これが大事なんですね」
「相互リンクをしていくランキングにも参加してです」
こちら大事だというのだ。
「外に向けて宣伝です」
「成程、ただアクセスアップを願うだけじゃなくて」
「努力することが大事なんですね」
「エロサイトを立ち上げるだけじゃない」
「そこで満足しないことですね」
「そうです、努力です」
アクセスアップにはというのだ。
「努力は必ず実ります」
「ですか、じゃあ十八になればやってみます」
「ネカマの人妻になって不倫日記でも立ち上げます」
二人はそれぞれの手を拳にして目を輝かせて言った。
「それかエロ動画サイトでもやって」
「アフィリエイトもやってみます」
「頑張って下さい」
伊藤も微笑んで二人に言った。
「私は主人と二人で月何十万か稼いでいます」
「アフィリエイトで」
「そこまで」
「はい、ただ運も
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ