九校戦編〈下〉
九校戦七日目(2)×ミラージ・バットの予選と第三高校の二人について
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俺は普通の人間とは違うからだ。外見人間で中身は神様なので、体力や気力が違うからだ。今頃ミラージ・バット第三試合が行われているが、俺らCBと独立魔装大隊のメンツらと話をするという事は無頭竜や他についてを話す事となっていた。
「織斑少将を見ていると完全回復のようですな、それにしても『トーラス・シルバー』のように最新技術を使いまくりのようですな。いずれバレますぞ?」
「それに関しては問題ないだろう、いくら秘匿だろうとも織斑少将が『トーラス・シルバー』だと知らされようとも、記憶をいじりますからな」
「ミラージ・バットは今第三試合が行われてますが、第一試合と第二試合に割り振られたからこうして一真さんと話が出来たのですから」
「一時間しか違わないが、体力回復と精神力の回復に大きく影響するのは知っていますが、俺としては一真さんが回復魔法をしてしまえば大丈夫かと」
「連、仙術や太陽光からの精神疲労を取るなどの回復魔法は治癒魔法とは大違いなんだからな。幸典のような一級治癒魔法師と俺では大違いなのだから」
「元々私と織斑少将の治癒と回復は違いませんな、それより気になる事がありますが『クリムゾン・プリンス』と『カーディナル・ジョージ』が出ている第三高校だと思います。果たして第一高校の連中らは、モノリス・コードにて勝てるのでしょうか?」
山中少佐=幸典から聞いた『クリムゾン・プリンス』と『カーディナル・ジョージ』については、俺もとても気にはなった。宣戦布告までしてきたが、一条将輝と吉祥寺真紅郎の事について、議題として挙がった。外見同じ年齢ではあるが、俺と深雪は生きてる年数違うし年長者でもあるからか人生の先輩としてはこの先どうなるかはだいたい推測できる。この二人は、魔法師世界において既に確固たる名声を確立している天才少年とされている。
「二人について知っている情報を出すか、全員通信機を付けたな?フェルト『何でしょうか?』ヴェーダ、フォルダ名クリプリとジョージをオープンしてくれ『了解しました』」
「クリプリとジョージって、いくら何でも略し過ぎでは?」
『長いですからね、艦長が考えた事なのですから。一条将輝と吉祥寺真紅郎についての情報開示させます』
ヴェーダからの情報公開させたので、俺が持っていた投影型端末で映し出されるがまずはクリプリ=一条将輝についてをいくつか纏めるか。三年前の大亜連合による沖縄侵攻に同調して行われた新ソ連の佐渡島侵攻作戦に対して、弱冠十三歳で義勇兵として防衛戦に加わり、一条家現当主一条剛毅と共に『爆裂』を以て数多くの敵兵を葬った実戦経験済み(コンバット・ブローズン)の魔法師。こちらも一応CBが武力介入させたが、コイツらがやる為CBは後方支援するだけだった。小規模な戦闘だったが、彼はこの実績により「一条
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